
※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
ホームルーターとは、 別名置くだけWiFiとも呼ばれ、工事不要で簡単に設置できる据え置き型のWiFiルーターのことです。
コンセントに接続して電源を入れるだけですぐにインターネットが使えるようになります。
プロバイダが多い光回線やポケット型WiFiとは異なり、ホームルーターはWiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turboの4種類のみです。どのホームルーターを選んでも、容量無制限でインターネットを利用することができます。
自分のライフスタイルに合ったホームルーターを選ぶためには、以下のポイントで比較検討をする必要があります。
・実質の通信速度がどれくらい期待できるか
・自宅が対応エリアかをチェック
・支払総額で比較
速度をまず1番に重視する理由は、ホームルーターによって回線速度に100Mbps以上の違いが出る可能性があるためです。
通信速度についての詳細は後述しますが、100Mbps以上異なると、大人数でのビデオ会議やオンラインゲームをした際に、違いが顕著に現れます。
より快適なインターネット環境が欲しい方は、できるだけ高速な通信が期待できるホームルーターを選ぶことが重要です。
以下は、速度比較が出来る通信速度測定サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」をもとに、各ホームルーターの平均実測速度を検索し、より速いものから順番に並べています。
平均実測数値を比較すると、ドコモ home 5GとRakuten Turboでは約100Mbpsもの差が出ています。これは使用しているキャリア回線の違いにあるからです。
そもそもホームルーターは提供事業者(プロバイダ)それぞれが独自回線を利用しています。各プロバイダでは最大通信速度が異なります。
プロバイダ | 最大通信速度 |
---|---|
WiMAX | 4.2Gbps |
ドコモhome 5G | 4.2Gbps |
SoftBank Air | ターミナル5:2.1Gbps ターミナル6:2.7Gbps |
Rakuten Turbo | 2.1Gbps |
※最大通信速度のため、通信環境により実際の通信速度は変化します
回線の違いのほかに、提供エリアの範囲も影響します。各プロバイダはそれぞれに5G基地局を設置しており、カバーしているエリアは異なります。
もしエリア内であっても、中心部とエリア境界付近では速度にも違いが出るでしょう。
プロバイダが提供している最大通信速度やカバーエリアの範囲が異なることが、通信速度の差に繋がっています。
このことから、通信速度や安定感を求めるならドコモhome 5GかWiMAXであれば、都心部だけでなく地方や郊外でも利用可能な場所が多くなるでしょう。
自宅で利用できるホームルーターがわかったら、次は料金で比較します。
料金をチェックする場合は、利用期間の月額料金と端末代金、キャンペーンでの割引を加味した総支払額で検討しなければ、知らず知らずのうちに損をする可能性があります。

例えば自宅で使えるホームルーターがドコモhome 5GかSoftBank Airだった場合、通信品質を重視するならドコモhome 5G、料金の安さを重視するならSoftBank Airとなります。
ここまで簡単に比較ポイントを紹介しましたが、自分で一つずつチェックするのは大変です。
そこで本記事では、あなたに取って最適なホームルーターが選べるよう、ホームルーターの選び方とおすすめのサービスについてご紹介します。
現在、ホームルーターをご検討中の方はぜひ参考にしてください。
※この記事は2025年1月時点での情報です。料金やキャンペーン情報は変動する可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
【3月最新】結論|ホームルーターで総額料金が安いサービス3選
まずは、本記事で紹介していくホームルーターのプロバイダのうち、「端末の性能」「料金」「キャンペーンの内容」において、特に優れたプロバイダを3つ紹介します。
2025年1月時点で特におすすめのホームルーターのプロバイダは、「カシモWiMAX(WiMAX)」「ドコモhome 5G」「モバレコAir(SoftBank Air)」です。
カシモWiMAX (WiMAX) |
ドコモhome 5G | モバレコAir (SoftBank Air) |
|
---|---|---|---|
平均通信速度(下り/上り) | 3番目に速い (110.2Mbps /15.46Mbps) |
最も速い (208.21Mbps /19.24Mbps) |
2番目に速い (133.78Mbps /10.68Mbps) |
エリア | au 5G(Sub6), au 4G LTE, WiMAX 2+ | ドコモ5G, 4G LTE | SoftBank 5G, SoftBank 4G/4G LTE |
支払総額(3年) | 163,338円 | 163,200円 | 【端末購入】109,620円 【レンタル】184,536円 |
キャンペーン | [キャッシュバック] Amazonギフト券10,000円プレゼント [スマホとのセット割] au、UQモバイルのスマホ料金が毎月最大1,100円割引 |
[キャッシュバック] 15,000dポイントプレゼント ※オンラインショップ限定 [スマホとのセット割] eximo、irumoのスマホ料金が毎月最大1,100円割引 [乗り換えキャンペーン] 他社からの乗り換えで、 解約金・端末残債を最大25,000dポイントでプレゼント |
[キャッシュバック] 29,200円キャッシュバック [スマホとのセット割] Softbankのスマホ料金が毎月最大1,100円、 ワイモバイルのスマホ料金が毎月最大1,650円割引 |
こんな方におすすめ | ・auスマホ、UQモバイルを利用している方 ・通信速度・料金どちらも重視したい方 |
・ドコモのスマホを利用している方 ・通信速度を特に重視している方 ・他社のホームルーターから乗り換えを検討している方 |
・ソフトバンクのスマホ、ワイモバイルを利用している方 ・安さを重視している方 ・他社の光回線やホームルーター、ポケット型WiFiからの乗り換えを検討している方 |
通信速度について
引用:みんなのネット回線速度
※上記は、2025年1月時点で直近3ヶ月に計測された通信速度の平均値を計算したものです。 通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。
3社のうちどれを選ぶべきかは、「ホームルーターの選び方」を抑えて比較検討する必要があります。
そこで次章以降では、「ホームルーターの選び方」を紹介したのち、それに基づいてより詳細な比較を行います。キャリアで選ぼうとしている方も、より自分に合ったホームルータが見つかる可能性があるので、ぜひご覧ください。
なお、本記事ではRakuten Turboも解説していきますが、上記で紹介した3つのサービスと比較すると、必ずしも万人におすすめとは言えません。
なぜなら、次のようなデメリットがあるためです。
Rakuten Turboのデメリット
- 平均通信速度が100Mbpsを下回る
- 対応エリアが狭い
- 料金が割高
- スマホ料金の割引が無い
一方で、以下の項目に該当する方は、Rakuten Turboも候補に入れて良いでしょう。
【Rakuten Turboがおすすめな方】
- 楽天モバイルを利用している
- 楽天のサービス(楽天市場など)をよく利用する
- 楽天回線エリアに居住している
- 端末の性能に強いこだわりがない
Rakuten Turboは、楽天市場の対象ジャンル商品1円以上の購入で20,000ポイント還元されます。端末代も48回払いで実質無料になり、楽天のポイント還元率も+2倍になるなどお得です。そのため楽天のサービスをよく利用する方にはおすすめのサービスです。
4つのSTEPで見る、ホームルーターの選び方
本章では、ホームルーターの選び方を解説していきます。この章をご覧いただくことで、自分に合ったホームルーターを正しく選ぶための知識が得られます。
ホームルーターを選ぶ際の重要なポイントは、各比較ポイントを順にチェックしていくことです。これにより、自分にとって重要な要素を見落とすリスクを減らすことができます。
もし見落としがあると、「ホームルーターが使いものにならない」「必要なタイミングに間に合わなかった」といったトラブルに見舞われる可能性もあります。
そこで本章では、次のステップに沿ってホームルーターの選び方を解説していきます。
STEP1.実質の【通信速度】がどれくらい期待できるか
最初のステップは、「実質の【通信速度】がどれくらいか」を確認することです。
特に、自分の利用シーンで快適に通信できる速度が期待できるかをチェックしましょう。以下は、一般的な利用シーンにおいて目安とされる通信速度です。
ホームルーターの通信速度をチェックする際に重要なことは、「最大通信速度」ではなく「平均通信速度」に注目することです。
ホームルーター各社が公表している「4.2Gbps」や「2.1Gbps」といった通信速度は、「最大通信速度」を示しています。
しかし、最大通信速度はあくまで理論値であり、実際の使用環境では抵抗や障害物など外的な影響により通信速度が低下します。
そのため、スマホに到達する頃には、通信速度はおおよそ100Mbps〜200Mbpsほどの通信速度となっています。
そのため、実測値である「平均通信速度」を確認することがポイントになります。
平均通信速度は「みんなのネット回線速度」というサイトで確認することができます。同サイトで公開されている数値は日本各地で実際に測定されたものなので、実質の通信速度を確認するのにおすすめです。
通信速度に関する覚えておきたい用語
- Mbps / Gbps
1秒あたりのデータ通信量を表す単位。数値が大きいほど高速。 - 上り(アップロード)速度
データをインターネットに送信する際の速度。写真や動画をクラウドにアップロードする場合などに影響する。 - 下り(ダウンロード)速度
インターネットからデータを受信する際の速度。Webサイトの表示や動画の視聴、ファイルのダウンロードなどに影響する。一般的に上り速度よりも高速。 - 最大通信速度(ベストエフォート)
回線の理論上の最高速度。ただし、実際の速度は回線の混雑状況などに左右されるため、常にこの速度が出るとは限らない。 - 平均通信速度
実際の利用環境で計測された速度の平均値。最大通信速度よりも現実的な指標になる。ただし、利用時間帯や測定場所によっても変動する。 - Ping値
データが送信されてから受信されるまでの往復にかかる時間。値が小さいほど遅延が少なく、レスポンスが良い。オンラインゲームなどの速度が重視されるサービスで重要視される指標。 - プロバイダ
インターネット接続を提供する企業のこと。
STEP2.自宅が【対応エリア】かどうかをチェック
次にチェックするポイントは、「自宅が【対応エリア】かどうか」です。
ホームルーターは特定のモバイル回線を利用して通信しており、提供エリアはプロバイダによって異なります。
提供エリアの範囲外ではホームルーターが通信できないため、「ホームルーターを購入したが、対応エリア外だった」というトラブルが発生する可能性があります。
このようなトラブルを避けるためにも、購入前に必ず、以下2点を行うようにしましょう。
- 利用する住所の確定
- ホームルーターの対応エリアの確認
以下の表では、各ホームルーターの利用回線と、対応エリア確認ページへのリンクをまとめています。検討しているホームルーターがある方は、まずはこちらでご確認ください。
利用回線 | 対応エリア確認ページ | |
---|---|---|
WiMAX | au 5G(Sub6) au 4G LTE WiMAX 2+ |
エリアマップ|対応サービスエリア |
ドコモhome 5G | 5G 4G LTE |
サービスエリアマップ |
SoftBank Air | SoftBank 5G SoftBank 4G/4G LTE |
SoftBank Air・SoftBank 光 提供エリア確認 |
Rakuten Turbo | 楽天回線5G Sub6 楽天回線 4G LTE |
Rakuten Turbo 対応サービスエリア |
STEP3.【月額料金】と【端末代金】から、支払総額を算出
次のステップは料金の比較です。
よりお得なホームルーターを選ぶためには、表面的な月額料金を見るのではなく、キャッシュバックなどを加味した総額料金をチェックするのがポイントです。
総額料金が安いプロバイダを選ぶためには、特に以下の3つを確認すると良いでしょう。
- 基本月額料金が安い
- キャッシュバックがある
- 端末代金が実質無料
基本の月額料金が安いプロバイダを選ぶと、長期的に使用しても料金を抑えることができます。
たとえば、弊社MEモバイルが提供する「カシモWiMAX」の場合、解約時の違約金が発生しない3年間継続利用しても、総額は約16万円です。
また、キャッシュバックの額はプロバイダによって幅があります。一方で、キャッシュバックがないプロバイダもあるため、総額料金を抑えたい方はキャッシュバックの額が大きいプロバイダを選ぶのがポイントです。
そして端末代金ですが、ホームルーターの端末代金は安いもので2万円台、高いもので7万円台と大きな開きがあります。
しかし多くの場合、総額料金が安いプロバイダは、3年間サービスを利用し続けることで端末代金が実質無料になります。
「最初に一括で支払う必要があるのでは?」と初期費用の負担を心配される方もいるかもしれませんが、「端末代金実質無料」は、端末代金の支払いを3年後まで猶予し、使い続けることで徐々に残金が減っていくというものです。
その結果、3年後には残金が0円になり、端末代金が無料になるのです。
ただし注意点として、3年を待たずに途中解約した場合、残債の支払いが発生します。
この時、元々の端末代金が高いと、支払う端末代金の残金も大きくなってしまいます。そのため、短期間で解約する可能性がある場合、できるだけ安い端末を選んでおくと、支払う残金も抑えることができます。
以下の表は、WiMAXの「端末代実質無料」のイメージです。
利用期間 | WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L13 端末代金:27,720円 |
|
---|---|---|
割引額 | 残金(解約時の支払額) | |
1ヵ月目 | 770円 | 26,950円 |
2ヵ月目 | 770円 | 26,180円 |
3ヵ月目 | 770円 | 25,410円 |
... | ... | ... |
34ヵ月目 | 770円 | 1,540円 |
35ヵ月目 | 770円 | 770円 |
36ヵ月目 | 770円 | 0円 |
端末代実質無料のサービスを提供しているのは、WiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air、au、Rakuten Turboの5社です。
STEP4.いつから【利用開始】できるか
次のステップは、「いつから利用開始できるか」を確認することです。
特に、「できるだけ早くWiFiが必要」といった方は、利用開始までの期間も要チェックです。急ぐ必要がない方は、このポイントをあまり気にする必要はありません。
ホームルーター4社の最短利用開始時期は以下の通りです。
- WiMAX:申込みから最短で翌日
- ドコモhome 5G:申込みから最短で3日
- SoftBank Air:申込みから最短で2日
- Rakuten Turbo:申込みから最短で2日
注意点
※ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turboは、店頭契約することで最短即日での受け取りが可能。ただし、在庫がなければ後日配送。
※WiMAXは、UQモバイルの店頭申込みで、最短即日で受け取りが可能。在庫がなければ後日配送。
オンライン契約の場合、もっとも早く受け取りが可能なのはWiMAXです(カシモWiMAXで契約した場合)。
WiMAXは最短で即日発送されるため、申込みから利用開始までが非常にスムーズです。
一方、特に急ぎで必要な方で、付近に販売ショップがある方は店頭契約が良いでしょう。店頭受け取りは4社とも可能です。(WiMAXの場合は一部プロバイダのみ)
ただし、在庫がなければ後日発送となるため、在庫状況の事前確認は必須です。
また、店頭契約はオンラインでの契約に比べて総額料金が割高になる可能性があります。その理由は次の通りです。
- 契約事務手数料が発生する可能性が高い
- オンライン契約に比べてキャッシュバック額が安いことがある
少しでもお得にホームルーターを契約したい方は、オンラインでの申込みがおすすめです。
以上の選び方のポイントをもとに、ホームルーターの比較を行なっていきます。
ホームルーターの性能と料金比較
本章では、前章で紹介した「ホームルーターの選び方」のうち、ホームルーターによる違いが大きく現れる以下の3つの側面から詳細に比較を行なっていきます。
通信速度比較
まずは通信速度・エリア比較を行なっていきます。代表的なホームルーター4社の通信速度の比較表は以下の通りです。
WiMAX (カシモWiMAX) |
ドコモhome 5G | モバレコAir (SoftBank Air) |
Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
最大通信速度(下り/上り) | 4.2Gbps/286Mbps | 4.2Gbps/218Mbps | 下り2.1Gbps | 2.14Gbps/218Mbps |
平均通信速度(下り/上り) | 3番目に速い 110.2Mbps /15.46Mbps |
最も速い 208.21Mbps /19.24Mbps |
2番目に速い 133.78Mbps /10.68Mbps |
最も遅い 92.83Mbps/33.63Mbps |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
登録住所以外での利用 | 可 | 不可 | 不可 | 不可 |
※みんなのネット回線速度(みんそく) を参照し平均を算出
まずは最大通信速度を見ていきましょう。ホームルーターの最大通信速度は、光回線が提供している最大通信速度の1Gbpsや2Gbpsよりも速い速度です。
しかし、重要なのは実際の利用速度をより反映する平均速度です。
最大通信速度はあくまで理論値であり、実際の使用環境では抵抗や障害物の影響で通信速度が低下します。スマホに到達する頃には、通信速度はおおよそ100Mbps〜200Mbpsほどの通信速度となっています。
動画視聴などで重要な「下り平均速度」が最も速いのはドコモhome 5Gで、次にモバレコAir(SoftBank Air)・WiMAXでした。
一方で4社のうちRakuten Turboのみ、下りの平均速度が100Mbpsを下回っています。
大人数によるビデオ会議は場合によって100Mbps程度必要になることがあります。
通信速度を重視する方はWiMAX、ドコモhome 5G、モバレコAir(SoftBank Air)がおすすめです。
- 最大通信速度ではなく、平均通信速度で検討する
- 平均通信速度が速いのはドコモhome 5GとWiMAX
エリア比較
対応エリアについては、利用する場所が対応エリアに含まれるかどうかが重要です。
そこで注目するのが基地局数です。ホームルーターの電波は基地局から提供されており、基地局数が多いほど広いエリアがカバーされていることになります。
各社が利用する回線の基地局数を確認することで、そのエリアでの通信品質や安定性を予測することができます。特に引越しが多い方や移動が頻繁な方は、カバー範囲の広さに注目して選択すると良いでしょう。
WiMAX | ドコモhome 5G | SoftBank Air | Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
事業者 | KDDI株式会社とUQコミュニケーションズ株式会社の合算 | 株式会社NTTドコモ | ソフトバンク株式会社 | 楽天モバイル株式会社 |
4G | 240,053 (-660) |
261,756 (+2,220) |
175,333 (+3,393) |
59,767 (+14,901) |
5G | 52,535 (+34,494) |
30,899 (+11,183) |
65,366 (+26,315) |
21,593 (+10,355) |
合計 | 292,588 | 292,655 | 240,699 | 81,360 |
※カッコ内は令和4年から令和5年の間での増減数を表しています。
参考:令和5年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果の概要について
4Gの基地局については、株式会社NTTドコモが圧倒的に多い状況ですが、全体的に広く普及しています。
一方で、5Gはソフトバンク株式会社が普及している状況です。また増加数を見ると、KDDI株式会社やソフトバンク株式会社が急速に5Gの基地局を増やしています。
一方で楽天モバイル株式会社は、後発のキャリアということもあり、4G、5Gともに、他社と比較すると普及が遅れている状況です。
以下のリンク先から、各社の対応エリアに自宅が含まれているかご確認ください。
WiMAX | ドコモhome 5G | SoftBank Air | Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
対応エリア | au 5G(Sub6) au 4G LTE WiMAX 2+ 詳しくはこちら>> |
5G LTE 詳しくはこちら>> |
SoftBank 5G SoftBank 4G/4G LTE 詳しくはこちら>> |
楽天回線5G Sub6 楽天回線 4G LTE 詳しくはこちら>> |
基地局の設置は基本的に都心部をメインに進められることが多いです。
以上を踏まえると、地方や郊外での利用は、4Gの普及が進んでいるドコモhome 5G、WiMAX、SoftBank Airの3社がおすすめです。
最後に、「登録住所以外の利用」を見ていきましょう。
ホームルーターはモバイルルーターのように持ち運びができず、基本的に登録した住所でのみ利用することができます。
しかし、WiMAXだけは登録住所以外での利用も可能です。そのため、長期出張の際に滞在先での利用や、キャンピングカーで充電しながら使うといったこともできます。
では、ここまでの内容を整理しましょう。
- 5Gの基地局が多いのはWiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air
- WiMAXは登録住所以外での利用も可能
料金比較
次は料金を比較していきます。なお、各ホームルーターを以下の条件で比較しています。
- 4G、5G回線をデータ容量無制限で利用できるプラン
- 上記を満たす、最安のプロバイダを選んだ場合の料金
では、以下の表をご覧ください。
WiMAX | ドコモhome5G | SoftBank Air | Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
端末代金 | 27,720円 (3年利用で実質無料) |
71,280円 (3年利用で実質無料) |
71,280円 (3年利用で実質無料) |
41,580円 (4年利用で実質無料) |
支払総額(3年) | 163,338円 | 163,200円 | 109,620円 | 177,540円 |
キャッシュバック特典 | Amazonギフト券10,000円分 | dポイント15,000ポイント | 29,200円 | なし |
スマホとのセット割 | auスマホ・UQスマホの利用料金が最大1,100円/月割引 | eximo・irumoの利用料金が最大1,100円/月割引 | ソフトバンクスマホ、ワイモバイルの利用料金が最大1,650円/月割引 | なし |
※WiMAXはカシモWiMAXで算出
※SoftBank AirはモバレコAir(端末購入プラン)で算出
※ドコモhome 5Gはドコモオンラインショップで算出
支払総額の計算方法
- 【36ヵ月分の月額料金の合計】+
【端末代金】+【事務手数料】ー【キャッシュバック】
まずは端末代金を確認していきます。
端末代金が最も安いのはWiMAXの27,720円で、最も高いのがドコモhome 5GとSoftBank Airの71,280円という結果でした。
しかし、WiMAX・ドコモhome 5G・モバレコAir(SoftBank Air)の3社は、3年間利用した場合、端末代金が実質無料となります。
そのため、基本的に解約の予定がない方は、端末代金は気にしすぎる必要はないでしょう。
早期に解約の可能性がある方は、端末代金の残額支払いが安く抑えられるWiMAXがおすすめです。
次に3年間の支払い総額についてです。4社とも端末代金の負担を減らせるという点は共通しています。
中でもモバレコAir(SoftBank Air)の端末購入プランは基本の月額料金が安く、キャッシュバック額も大きいため、総額料金が安いです。
そして、WiMAX・ドコモhome 5G・SoftBank Airの3社は、月々のスマホ料金が割引されるセット割を実施しています。
セット割はホームルーターの契約者だけでなく、その家族にも適用されるため、特定のキャリアで統一している家族は大幅に通信費を節約することができます。
では、ここまでの内容を整理しましょう。
- 端末代金が最安のWiMAXは解約時の負担が小さい
- 総額料金の最安はSoftBank Air
- スマホ料金の割引があるのはWiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Airの3社
総合評価|迷ったら性能・サービス全てに優れたWIMAXがおすすめ
ここまで、ホームルーター4社の通信速度・エリア・料金の比較を行ってきました。その結果、全ての項目で突出しているホームルーターはなく、それぞれに強みがあることがわかりました。
そのため、はっきりとした優先順位が決まっていない方は、どれを選べば良いか迷うかもしれません。
このような方にはWiMAXがおすすめです。なぜなら、WiMAXは通信速度・料金ともに優れているだけでなく、WiMAXにしかないメリットもあるためです。
「ホームルーターの選び方」と「ホームルーターの性能と料金比較」の章を通じて確認してきたWiMAXの特徴をまとめると、以下の通りです。
- 平均通信速度が速い
- データ容量無制限
- 4G・5Gともに対応エリアが広い
- 登録住所以外での利用も可能
- 端末代金が安い(=解約時の負担が小さい)
- 3年利用で端末代金が実質無料なので、3年間の総額料金を安く抑えられる
- スマホセット割でauスマホ・UQスマホの利用料金が最大1,100円/月割引
このようにWiMAXは、性能やサービス全てにおいて優れています。さらに、登録住所以外で使えるというメリットがあるのは、WiMAXのみです。そのため、迷った方はWiMAXを選択すれば失敗する可能性は低いといえます。
ただしその場合でも、「これから利用する場所がそもそも対応エリア内か」という点だけは必ずチェックするようにしましょう。
WiMAXの対応エリアについては、以下のページをご覧ください。
それでは、次章以降ではWiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turboのホームルーターについて詳しく見ていきます。
WIMAX|通信速度・料金のどちらも重視している方におすすめ
それでは、WiMAXのホームルーターについて詳しく見ていきましょう。本章で解説する内容は以下の通りです。
- WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」のスペック
- WiMAXの特徴
- WiMAXのおすすめプロバイダ
- WiMAXを選ぶ際の注意点
まず、結論だけを先に述べると、WiMAXは次のような方におすすめのホームルーターです。
- 料金・通信品質ともに重視している
- 解約時の負担を小さくしたい
- 自宅以外(出張先、キャンプの時など)で利用したい
- auスマホ・UQスマホを利用している
それでは、WiMAXの詳しい情報を確認していきましょう。
端末スペック|Speed Wi-Fi HOME 5G L13
まずは、WiMAXのホームルーターのスペックを確認していきます。
2025年1月時点でWiMAXが提供している最新のホームルーターは、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」という端末です。スペックは以下の通りです。
端末 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13![]() 引用:UQ WiMAX公式サイト |
---|---|
発売日 | 2023/6/1 |
サイズ | 約W100×H207×D100㎜ |
重量 | 約635g |
カラー | ホワイト |
利用回線 | 5G(sub6/NR化) 4G LTE WiMAX 2+ |
最大通信速度(下り/上り) | 4.2Gbps/286Mbps |
WiFi規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
LANポート | 2つ 内訳 ・2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX ×1 ・1000BASE-T/100BASE-TX ×1 |
最大接続可能台数 | WiFi:32台 有線LAN:2台 |
USBポート | なし |
かんたん接続 | WPS, QRコード, NFC |
暗号化方式 | WPA/WPA2-PSK(AES)/WEP |
セキュリティ機能※ | 暗号化方式の変更 SSIDステルス ネットワーク分離 MACアドレスフィルタリング |
同梱品 | ACアダプタ はじめてガイド ご利用にあたっての注意事項(保証書) Ethernet ケーブル(試供品) |
次は、WiMAXの特徴を紹介していきます。
特徴①.料金・通信品質ともに優れている
ホームルーター選びにおいて、「料金・通信品質」の2点が特に重要な要素ですが、WiMAXはどちらも優れています。
WiMAX(カシモWiMAX) | ドコモhome 5G | モバレコAir(SoftBank Air) 【端末購入プラン】 |
Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
支払総額(3年) | 163,338円 | 163,200円 | 109,620円 | 177,540円 |
最大通信速度(下り/上り) | 4.2Gbps/286Mbps | 4.2Gbps/218Mbps | 下り2.1Gbps | 2.14Gbps/218Mbps |
平均通信速度(下り/上り) | 110.2Mbps /15.46Mbps | 208.21Mbps /19.24Mbps | 133.78Mbps /10.68Mbps | 92.83Mbps/33.63Mbps |
※みんなのネット回線速度(みんそく) を参照し平均を算出
料金に関してはモバレコAir(SoftBank Air)が最安で、速度も2番目に速くなっています。
WiMAXは、通信の実績を見ると、安定性についてはドコモhome 5Gをも上回っています。この点について少し詳しくみてみましょう。
以下の表は、ホームルーター4社の時間帯別の平均通信速度を整理したものです。
Ping値は数字が小さいほど安定性が高く、平均通信速度は数字が大きいほど高速です。
この表を見ると、WiMAXは時間帯による変動が小さく、安定した通信が行えていることがわかります。
時間帯 | キャリア | Ping | 平均通信速度(下り) | 平均通信速度(上り) |
---|---|---|---|---|
朝 | WiMAX(カシモWiMAX) | 39.69ms | 126.31Mbps | 15.66Mbps |
ドコモhome 5G | 39.79ms | 295.15Mbps | 23.92Mbps | |
SoftBank Air | 44.0ms | 199.83Mbps | 14.15Mbps | |
Rakuten Turbo | 40.58ms | 123.18Mbps | 48.08Mbps | |
昼 | WiMAX(カシモWiMAX) | 42.16ms | 112.42Mbps | 13.79Mbps |
ドコモhome 5G | 48.19ms | 143.3Mbps | 15.17Mbps | |
SoftBank Air | 44.89ms | 140.7Mbps | 10.52Mbps | |
Rakuten Turbo | 50.52ms | 82.97Mbps | 28.18Mbps | |
夕方 | WiMAX(カシモWiMAX) | 46.63ms | 152.38Mbps | 26.84Mbps |
ドコモhome 5G | 47.56ms | 154.3Mbps | 14.91Mbps | |
SoftBank Air | 41.51ms | 138.69Mbps | 12.09Mbps | |
Rakuten Turbo | 62.33ms | 63.28Mbps | 20.88Mbps | |
夜 | WiMAX(カシモWiMAX) | 49.53ms | 83.67Mbps | 8.83Mbps |
ドコモhome 5G | 45.64ms | 143.59Mbps | 15.4Mbps | |
SoftBank Air | 46.95ms | 118.93Mbps | 11.11Mbps | |
Rakuten Turbo | 43.33ms | 110.63Mbps | 35.37Mbps | |
深夜 | WiMAX(カシモWiMAX) | 42.68ms | 184.4Mbps | 23.4Mbps |
ドコモhome 5G | 41.88ms | 339.63Mbps | 26.93Mbps | |
SoftBank Air | 48.57ms | 195.65Mbps | 13.32Mbps | |
Rakuten Turbo | 44.65ms | 119.76Mbps | 43.24Mbps |
通信速度について
引用:みんなのネット回線速度
※上記は、2025年1月時点で直近3ヶ月に計測された通信速度の平均値を計算したものです。 通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。
下り速度をみていくと、例えば、ドコモは深夜から朝にかけて200~300Mbpsと非常に速い通信速度となっていますが、昼の時間帯では143.3Mbpsとガクッと遅くなっています。
また、SoftBank Airも、夕方から夜にかけて通信速度が遅くなる傾向にあります。
WiMAXは夜の時間帯を除き、比較的安定した速度が出ています。
このようにWiMAXは、安定した通信を提供しているため、ライフスタイルを選ばず、誰にとってもおすすめのホームルーターなのです。
▼以下の記事ではカシモWiMAXのホームルーターの料金や速度の口コミを解説しています。
L13を1日使って分かった検証結果も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
今回は、カシモWiMAXで購入できるホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」を解説。L13の料金や通信速度、評判や使用感を解説しています。L13の通信速度を実際に検証したので、ぜひチェックしてみてください。
特徴②.解約時の負担が小さい
WiMAXのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の端末代金は27,720円で、4社の中で最安です。
ホームルーターの多くは「3年利用で端末代金実質無料」を実施していますが、もし3年未満で解約すると端末代金の残金を支払わなければいけません。
しかし、元々の端末代金が安ければ、残金の支払いも安く済みます。そのため、端末代金が最安のWiMAXは、解約時の負担が小さいのです。
では、実際に解約時の支払額がどのくらい違うのかを確認しましょう。
WiMAX | SoftBank Air | ドコモhome5G | ||
---|---|---|---|---|
端末代金 | 27,720円 | 71,280円 | 71,280円 | |
解約時の支払額 | 6ヵ月目 | 23,100円 | 59,400円 | 59,400円 |
12ヵ月目 | 18,480円 | 47,520円 | 47,520円 | |
24ヵ月目 | 9,240円 | 23,760円 | 23,760円 |
WiMAXは2年も利用すると残金が1万円を切ります。
一方で、他の2社は元々の端末代金が高いので、同じ時点でまだ2万円以上残っています。このように、元々の端末代金は、解約時の支払額に大きく影響します。
特徴③.登録住所以外での利用が可能
ホームルーターは基本的に登録住所以外での利用が禁止されています。しかし、WiMAXは例外的に登録住所以外での利用が可能です。
頻繁に移動する方や、複数の拠点を行き来する方にとって大きなメリットになります。また、出張先などでもWiMAXを利用できるため、臨時でインターネット環境が必要な場合にも便利です。
例えば、イベントや展示会などの臨時出店でも、WiMAXがあれば快適にインターネットを楽しめるでしょう。
このように、WiMAXは利用場所の自由度が高いホームルーターです。場所を選ばずインターネットを使いたい方には、WiMAXがおすすめと言えるでしょう。
WIMAXのおすすめプロバイダ
ではここからは、WiMAXのおすすめプロバイダを紹介していきます。
まず、大前提として、WiMAXを取り扱う事業者(プロバイダ)は20社以上あります。
さまざまな名称のWiMAXサービスが登場していますが、各販売代理店(プロバイダ)が自社ブランドとしてUQ WiMAXを販売しており、どのWiMAXプロバイダを利用しても通信品質はまったく同じです。
したがって、WiMAXプロバイダを比較する際に重要になるのは、サービスの違いです。具体的には、以下のポイントで比較すると良いでしょう。
これらのポイントに基づいた、おすすめのプロバイダは次の通りです。
支払い総額(3年) | 月額料金 | キャンペーン | 端末代金 | |
---|---|---|---|---|
カシモWIMAX | 163,338円 | 初月:1,408円 1ヶ月目以降:4,818円 |
Amazonギフト券10,000円 | 実質0円 |
GMOとくとくBB WiMAX | 160,920円 | 初月:1,375円 1ヶ月目以降:4,807円 |
・12,000円キャッシュバック ・他社違約金を40,000円まで負担 オプション同時申込みで2,000円キャッシュバック ※併用可 |
実質0円 |
ZEUS WiMAX (バリュープラン) |
151,690円 | 【1年目】3,740円 【2年目から】4,290円 |
27,720円 (機種代金分キャッシュバック) |
実質0円 |
カシモWIMAX|キャッシュバックが受け取りやすい

おすすめポイント
- 月額税込1,408円~使える
- 端末代金は36回の分割で実質0円
- 違約・解約金も0円
「カシモWiMAX」は、弊社MEモバイルが提供するプロバイダです。
月額料金は初月1,408円、以降はずっと4,818円でお使い頂けます。
シンプルな料金体系、分割払いサポートで端末代金が実質無料になるなどの点でご好評をいただいております。
またカシモWiMAXでは、10,000円分のAmazonギフト券をキャッシュバックさせていただいております。
受け取り方法はご登録いただいたメールアドレスへ弊社より送付させていただき、申請などは必要ないため、簡単にお受け取りいただけます。
※引用:カシモWiMAX公式サイト
GMOとくとくBB|高額キャッシュバックが魅力のWiMAX

おすすめポイント
- 全員対象キャッシュバック12,000円
- 他社解約違約金相当キャッシュバックが最大40,000円
GMOとくとくBB WiMAXは、GMOインターネットグループ株式会社が運営するプロバイダです。
GMOとくとくBB WiMAXの大きな特徴はキャッシュバック金額の多さです。そのため、3年利用時の総額料金もWiMAXのプロバイダの中で最安になっています。
キャンペーン概要は以下の通りです。
特典 | 内容 | 適用条件 |
---|---|---|
特典① | 全ての新規契約者に12,000円キャッシュバック | 対象のページからキャンペーン期間中にGMOとくとくBB WiMAXに申込むこと |
特典② | 他社解約違約金を最大40,000円キャッシュバック | ・WiMAXのお申込み時に、他社サービスを利用していること ・ 解約時に違約金が発生すること ・指定の方法で他社サービスの解約違約金等の明細を提出すること |
特典③ | オプション同時申込みで2,000円キャッシュバック | ・GMOとくとくBB WiMAXと「インターネット安心セキュリティ」・「スマホトラブルサポート+」を同時に申込むこと ・1ヵ月以上サービスを利用すること |
以上のように、条件次第で多額のキャッシュバックを受けられます。
ZEUS WiMAX|2年の最低利用期間に目をつぶれば最安水準

おすすめポイント
- 縛りありプランと縛りなしプランを選べる
- 2年縛りなら月額3,740円から使える
「ZEUS WiMAX」には、2年の最低利用期間付きのバリュープラン、契約期間の縛りがないフリープランの2種類があります。
通常は27,720円(税込)の端末代金が発生しますが、バリュープランなら約1年後に機種代金相当額のキャッシュバックが還元されるため、実質無料でWiMAXを使い始められます。
バリュープランの月額料金はWiMAX業界でも最安水準です。キャッシュバックを考慮すると、3年間の支払い総額は「GMOとくとくBB」に次ぐ安さを誇ります。
バリュープランの場合、課金開始月(0ヵ月目)〜23ヵ月以内に解約すると4,290円(税込)の解約事務手数料が発生する点には注意が必要です。
2年目以降はいつ解約しても解約事務手数料は発生しないので、長期利用を前提に考えている方におすすめです。
一方、1年以内の超短期利用の場合はフリープランを選んだほうが支払い総額を節約できます。
WiMAXを選ぶ際の注意点
最後にWiMAXを選ぶ際の注意点を解説していきます。ホームルーター選びでは、事前にデメリットや注意点も理解しておくことで、後悔するリスクを減らすことができます。
WiMAXを選ぶ際の注意点は以下の通りです。
- プロバイダによっては料金が割高になる
- プラスエリアモードは有料
なお、WiMAXの注意点またはデメリットは、事前に回避することができますので、回避方法についても説明していきます。
プロバイダによっては料金が割高になる
WiMAXプロバイダは20社以上あり、総額料金の差は最大5万円近くにもなります。そのため、WiMAXプロバイダは、適当に選ぶと大きく損をしてしまう可能性があります。
とはいえ、特別な理由がなければ、基本的に「WiMAXのおすすめプロバイダ」で紹介した上位3つのプロバイダを選べば問題ありません。これらの中から選べば大きな失敗はしないでしょう。
プラスエリアモードは有料
プラスエリアモードとは、通常の電波ではカバーしきれない山間部や建物内などの弱電界エリアでも通信できるプランです。
エリアマップを確認し、利用予定住所がエリア外の場合は、プラスエリアモードの申込みが必要です。
マップの見方
- 自宅エリアが赤、オレンジ、黄色のどの色もカバーされていない
- 検索窓をクリック
- 「プラスエリアモード」に切り替える
- 自宅エリアがカバーされていれば利用可能
利用には月1,100円の追加料金がかかります。 もし、普段の利用がスタンダードモードのエリア外だと、プラスエリアモードを利用せざるを得ないため、月額料金が割高になってしまうのです。
そのため、WiMAXを利用する方は、「登録住所がスタンダードモードのエリア内かどうか」を事前にチェックすることが重要です。
ただし、auスマホ・UQスマホとのセット割が適用されると、プラスエリアモードの追加料金が無料になります。つまり、auスマホ・UQスマホの利用者であれば、プラスエリアモードの追加料金を気にせずWiMAXを利用できます。
以上の観点から、auスマホ・UQスマホの利用者にとって、WiMAXは特におすすめのサービスだと言えます。
ドコモhome 5G|通信速度・安定性重視の方におすすめ
次に、ドコモhome 5Gについて詳しく見ていきましょう。本章で解説する内容は以下の通りです。
【本章で解説する主な内容】
- ドコモhome 5Gのホームルーター「home5G HR02」のスペック
- ドコモhome 5Gの特徴
- ドコモhome 5Gの申込方法と割引キャンペーン
- ドコモhome 5Gを選ぶ際の注意点
まず、結論だけを先に述べると、ドコモhome 5Gは次のような方におすすめのホームルーターです。
- 通信速度を重視する
- 利用エリアが地方・郊外
- ドコモのスマホ(eximo、irumo)を使っている
- 29歳以下で、インターネットの利用があまり多くない
それでは詳しい情報を確認していきましょう。
端末スペック|home5G HR02
まずは、ドコモhome 5Gのホームルーターのスペックを確認していきます。2025年1月時点でドコモhome 5G最新のホームルーターは、「home5G HR02」という端末です。
この端末のスペックは以下の通りです。
端末 | home5G HR02![]() 引用:ドコモhome 5G公式サイト |
---|---|
発売日 | 2023年3月7日 |
サイズ | 約W95×H170×D95㎜ |
重量 | 約847g |
カラー | ブラック |
利用回線 | 5G 4G |
最大通信速度(下り/上り) | 4.2Gbps/218Mbps |
WiFi規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
LANポート | 2つ (2.5GBASE-T、1000BASE-T、100BASE-TX) |
最大接続可能台数 | WiFi:64台 |
USBポート | ー |
かんたん接続 | WPS, QRコード |
暗号化方式 | WPA2 (Only Mode) WPA3 (Only Mode) WPA/WPA2 Mixed Mode WPA3/WPA2 Mixed Mode |
セキュリティ機能※ | 暗号化方式の変更 SSIDステルス ネットワーク分離 MACアドレスフィルタリング |
同梱品 | ACアダプタ LANケーブル(試供品) かんたんセットアップマニュアル ご利用にあたっての注意事項(保証書) |
特徴①.通信品質が優れている
ドコモhome 5Gの最大の特徴は、通信品質に優れているという点です。改めて、4社の通信速度を比較してみましょう。
WiMAX(カシモWiMAX) | ドコモhome 5G | SoftBank Air | Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
最大通信速度(下り/上り) | 4.2Gbps/286Mbps | 4.2Gbps/218Mbps | 下り2.1Gbps | 2.14Gbps/218Mbps |
平均通信速度(下り/上り) | 110.2Mbps /15.46Mbps | 208.21Mbps /19.24Mbps | 133.78Mbps /10.68Mbps | 92.83Mbps/33.63Mbps |
通信速度について
引用:みんなのネット回線速度
※上記は、2025年1月時点で直近3ヶ月に計測された通信速度の平均値を計算したものです。 通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。
ドコモhome 5Gは4社のなかで最も下りの平均速度が速いです。では、なぜこのような通信速度が実現できるのでしょうか。その理由は主に次の通りです。
- 下り最大速度が最速
- 4方向のアンテナから最も好条件なアンテナを選択
- ビームフォーミング機能を搭載
まず、ドコモhome 5GはWiMAXと同様に、下り最大速度が4.2Gbpsとなっています。通常、最大通信速度が速ければ、実測値も速くなる傾向にあります。
そして、端末には4方向のアンテナが搭載されており、その中から最も通信状況の良いアンテナを自動的に選択する機能が搭載されています。
この機能によって、常に最適なアンテナを使用することができ、安定した高速通信を実現しています。
さらに、ビームフォーミング機能も搭載されています。これは、WiFiの接続機器を検出し、集中的に電波を送信する機能です。
この機能によって通信の効率化を行い、障害物が多い場所でも通信の安定性を高めることができます。
以上のように、ドコモhome 5Gは様々な技術を駆使して、通信の安定性を高めています。
特徴②.標準でプラチナバンドの利用が可能
次に、ドコモhome 5Gの特筆すべき点として、プラチナバンドが標準で利用できるという点が挙げられます。
プラチナバンドとは700MHz〜900MHzの周波数帯域を指し、通常よりも障害物の影響を受けにくい特性があります。
そのため、基地局の少ない地域にも安定した通信を提供することができます。
SoftBank AirとRakuten Turboではプラチナバンドにそもそも対応していません。WiMAXはプラスエリアモードを利用することでプラチナバンドの利用が可能ですが、月上限30GBまでという制限があります。
さらに、プラスエリアモードを利用すると、その月の利用料に1,100円の追加料金がかかります。
他社では制限があるプラチナバンドですが、ドコモhome 5Gは標準で利用できます。これによって、通信の安定性を高めています。
ドコモhome 5Gの申込方法と割引キャンペーン
次に、ドコモhome 5Gの申込方法を紹介します。ドコモhome 5Gはオンラインのほかに実店舗でもホームルーターを契約できます。
ドコモオンラインショップ | ドコモショップ(実店舗) | ||
---|---|---|---|
月額料金 | 4,950円 | ||
端末代金 | 71,280円 (3年利用で実質無料) |
||
契約事務手数料 | 無料 | 3,850円 | |
キャッシュバック | 15,000dポイント | ー | |
総額料金(3年利用時) | 163,200円 | 182,050円 | |
スマホセット割 | スマホ料金が永年最大1,100円割引(最大20回線) |
実店舗での申込みはオンラインショップよりも、総額料金が20,000円近く割高になっています。さらにキャンペーンが充実しているのもオンラインからの申込みです。
以上を踏まえて、ドコモオンラインショップのキャンペーンの内容を紹介していきます。ドコモオンラインショップで実施されている割引・キャンペーンは以下の3つです。
- home 5G 申込みdポイントプレゼント特典
(オンラインショップ限定)
では、それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
「home 5G」乗り換え特典
- 【内容】
他社ホームルーターから「home 5G」へ乗り換えると、解約金や端末残債に対して最大22,000ポイントのdポイントがもらえるキャンペーンです。 - 【適用条件】
1.「home 5G プラン」の新規契約と「home 5G HR01」または「home 5G HR02」の購入。
2.利用開始月の4ヵ月後の月末までに他社サービス解約証明書を提出。
3.利用開始月の4ヵ月後の月末時点で契約継続中。
4.他社サービス利用中であること。 - 【ポイント進呈時期】
利用開始月の6ヵ月後の月
home 5G お申込みdポイントプレゼント特典
- 【内容】
ドコモオンラインショップで「home 5G プラン」の新規契約と「home 5G HR02」を購入すると、15,000dポイントを受け取れるキャンペーンです。 - 【適用条件】
1.ドコモオンラインショップで「home 5G プラン」の新規契約と「home 5G HR02」の購入。
2.利用開始月の2ヵ月後の月末時点で契約中であること。 - 【ポイント進呈時期】
利用開始月の4ヵ月後の月 - 【注意事項】
1.進呈されるdポイントの有効期限は6ヵ月。
2.dポイントはスマートフォンの購入、dマーケット、d払いなどで利用可能(一部利用不可)。
ドコモhome 5Gを選ぶ際の注意点
最後にドコモhome 5Gを選ぶ際の注意点を解説していきます。ホームルーター選びでは、事前にデメリットや注意点も理解しておくことで、後から後悔するリスクを減らすことができます。
- 端末代金が高く解約時の負担は大きい
- 光回線の方が安い場合がある
端末代金が高く解約時の負担は大きい
ドコモhome 5Gのホームルーター「home5G HR02」の端末代金は71,280円です。
WiMAXの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の端末代金27,720円と比較すると、約4万円の差があります。
ドコモhome 5Gでは3年間利用すると端末代金が実質無料になりますが、途中解約した場合には、残りの端末代金を支払う必要があります。
元々の端末代金が高いと、早期解約した場合の支払額も大きくなってしまいます。
実際に、どれくらいの残高支払いになるのか確認してみましょう。ドコモhome 5Gでは月々の端末代金の割引額は1,980円なので、以下の通りになります。
月数 | 割引 | 端末残金(解約時の支払額) |
---|---|---|
1ヵ月目 | 1,980円 | 69,300円 |
2ヵ月目 | 1,980円 | 67,320円 |
3ヵ月目 | 1,980円 | 65,340円 |
4ヵ月目 | 1,980円 | 63,360円 |
5ヵ月目 | 1,980円 | 61,380円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
34ヵ月目 | 1,980円 | 3,960円 |
35ヵ月目 | 1,980円 | 1,980円 |
36ヵ月目 | 1,980円 | 0円 |
例えば5ヵ月未満で解約すると、66,360円の残金を支払わなければなりません。
光回線の方が安い場合がある
ドコモhome 5Gはドコモの光回線と料金があまり変わりません。そのため、ドコモ光を契約したほうがお得になる可能性があります。
月額料金 | 割引 | ||
---|---|---|---|
マンション | 戸建て | ||
ドコモ光(1ギガ) | 4,400円 | 5,720円 | ・スマホセット割 ・新規工事実質無料 |
home 5G | 4,950円 | ・スマホセット割 ・端末代金実質無料 |
上の表を見ると、マンションタイプのドコモ光(1ギガ)の料金は、ホームルーターよりも安いことがわかります。したがって、次のような項目に当てはまる方はドコモ光がおすすめです。
- 開通工事が可能な物件に住んでいる
- できるだけお得にドコモの回線を利用したい
- 通信速度は少しでも速い方がいい
ホームルーターの大きなメリットの一つが、工事不要ですぐにインターネットが利用できるようになるという点です。そのため、光回線工事ができない、引越しが多い方以外は、光回線の方が良いでしょう。
SoftBank Air(モバレコAir)|料金重視の方におすすめ

次に、SoftBank Airのホームルーターについて詳しく見ていきましょう。本章で解説する内容は以下の通りです。
【本章で解説する主な内容】
- SoftBank Airのホームルーター「Airターミナル5」のスペック
- SoftBank Airの特徴
- SoftBank Airのおすすめプロバイダ
- SoftBank Airを選ぶ際の注意点
まず、結論だけを先に述べると、SoftBank Airは次のような方におすすめのホームルーターです。
- 料金の安さを重視している
- 他社からの乗り換えを検討している
- ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを利用してる
- 固定電話を利用する
それでは、SoftBank Airの詳しい情報を確認していきましょう。
端末スペック|Airターミナル6
まずは、SoftBank Airのホームルーターのスペックを確認していきます。2025年1月時点でSoftBank Air最新のホームルーターは、「Airターミナル6」という端末です。
この端末のスペックは以下の通りです。
端末 | Airターミナル6![]() ※引用:SoftBank Air公式サイト |
---|---|
発売日 | 2024年11月20日 |
サイズ | W103×H225×D103㎜ |
重量 | 約1090g |
カラー | ホワイト |
利用回線 | SoftBank 5G SoftBank 4G/4G LTE |
最大通信速度(下り) | 2.7Gbps |
WiFi規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be |
LANポート | 2つ (1000BASE-T/100BASE-T/10BASE-T) |
USBポート | - |
最大接続可能台数 | 128台 |
かんたん接続 | WPS, QRコード |
暗号化方式 | WPA2/WPA(PSK:AES)、WPA3 |
セキュリティ機能※ | 暗号化方式の変更 ネットワーク分離 SSIDステルス MACアドレスフィルタリング |
同梱品 | ACアダプタ LANケーブル かんたんセットアップマニュアル ご利用にあたっての注意事項(保証書) |
Airターミナル6の大きな特徴は、同時接続可能台数がRakuten Turboと並んで最多の128台である点です。オフィスや店舗など、大人数が集まる場所などに最適です。
続いて、SoftBank Airの特徴を詳しくみていきましょう。
特徴①.3年利用時の総額料金が最安
SoftBank Airの最大の特徴は、3年利用時の総額料金が、4社の中で最も安いという点です。4社の総額料金は以下の通りです。
WiMAX(カシモWiMAX) | ドコモhome 5G | SoftBank Air ※Airターミナル5の場合 |
Rakuten Turbo | |
---|---|---|---|---|
支払総額(3年) | 163,338円 | 163,200円 | 138,996円 | 177,540円 |
SoftBank Airは他社と比較して、約3万〜5万円も安いので、特に料金を重視している方は、SoftBank Airがおすすめです。
料金が安いと、通信速度が心配になるかもしれません。しかし通信速度についても、平均速度は100Mbpsを超えています。これは、高画質の動画視聴でも快適に楽しむことができる速度です。
特徴②.他社からの乗り換えがお得
SoftBank Airは、他社からの乗り換え時に使えるキャンペーンを展開しています。
現在、他社の固定ブロードバンド回線やモバイルブロードバンド回線を利用中の方が、SoftBank Airに新規申し込みすると、最大で10万円までの違約金や撤去工事費をキャッシュバックするキャンペーンが実施されています。
これにより、他社からの早期解約に伴う違約金をゼロにすることができます。
ただし、キャンペーンの申込みには、他社サービスを解約したことを証明する書類の提出が必要です。書類がない場合、キャッシュバックの対象となりませんので、SoftBank Airへの乗り換えを検討する際は、必ず書類を保管しておきましょう。
キャンペーンの概要は以下の通りです。
SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン
- 【内容】
他社固定ブロードバンドまたはモバイルブロードバンド回線からSoftBank Airに乗り換えると、違約金や撤去工事費を最大100,000円キャッシュバック。
※課金開始月を1ヵ月目として7ヵ月目に、普通為替にて受取り可 - 【キャンペーン期間】
2016年1月15日〜終了日未定 - 【適用条件】
・キャンペーン期間中にSoftBank Airに新規申込み
・申込み日から90日以内に課金開始されていること
・対象サービスの申し込みと同時に当キャンペーンに申し込むこと
・対象サービスの申し込み時点で、他社サービスを利用していること
・ご利用料金の支払い方法を「携帯電話料金との合算請求」「クレジットカード」「口座振替」の3つから選択し、登録が完了していること
・月額利用料金の支払いに遅延がないこと
・課金開始月を1ヵ月目として6ヵ月目の末日までに、他社サービスの解約が確認できる証明書を提出済であること - 【注意事項】
・他社モバイルブロードバンド端末代金の残債に対するキャッシュバック金額は、上限が42,000円
・証明書に不備があると、満額受け取れない可能性がある
SoftBank Airのおすすめプロバイダ
次に、SoftBank Airのおすすめプロバイダを紹介します。
モバレコAir (Airターミナル5 端末購入プラン) |
SoftBank Air (Airターミナル5 購入プラン) |
||
---|---|---|---|
月額基本料金 | 初月:1,320円 2-12カ月目:3,080円 13-36カ月目:4,180円 |
1~24ヵ月目:2,970円 25ヵ月目以降:5,368円 |
|
端末代金 | 71,280円 (3年利用で実質無料) |
||
契約事務手数料 | 3,300円 | ||
キャッシュバック | 29,200円 | ー | |
割引キャンペーン | 1ヵ月目:4,048円割引 2-12ヵ月目:2,288円割引 13-36ヵ月目:1,188円割引 |
1-24ヵ月目:2,398円割引 | |
総額料金(3年利用時) | 109,620円 | 138,996円 | |
セット割 | スマホセット割 | ・ソフトバンクのスマホ料金が最大1,100円/月割引 ・ワイモバイルの料金が最大1,650円/月割引 |
|
固定電話セット割 | ー | 「おうちのでんわ」月額料金が無料 |
※「SoftBank Air」とは、ソフトバンク公式サイトにおけるサービス名を指します。
SoftBank Airを契約する際は、モバレコAirがおすすめです。
モバレコAirはSoftBank Airと専属契約をしているコラボブランドで、通信品質は全く同じでありながら、利用料金が安くなっています。SoftBank Airと比較すると、総額で実に約3万円もの差があります。
ただし、SoftBank Airならではの特徴もあり、それは固定電話とのセット割が利用できるという点です。現在、固定電話を利用している方や、これから利用を検討している方にとってはお得なサービスと言えるでしょう。
なお、以下のキャンペーンについてはモバレコAirとSoftBank Airで共通です。
- スマホセット割:ソフトバンク・ワイモバイルのスマホ料金が最大1,650円/月割引
- 乗り換えキャンペーン:他社からの乗り換えで、違約金や撤去工事費を最大100,000円キャッシュバック
それぞれの申込み窓口だけのキャンペーンを紹介していきます。
モバレコAir|安さ重視の方におすすめ

引用:モバレコAir公式サイト
モバレコAirの3年利用時の総額料金は109,620円で、これはホームルーター4社のプロバイダ全体で最も安い金額です。そのため、「料金を最も重視している」という方に特におすすめのプロバイダだと言えます。
この安さは、次の2つのキャンペーンによって可能になっています。
- モバレコAir公式サイト限定キャッシュバックキャンペーン
- モバレコAir特別ハッピープライスキャンペーン
まずは、この2つのキャンペーンを適用した時の、モバレコAirの料金体系を確認しましょう。
項目 | 金額(税込) | |
---|---|---|
初期費用 | 3,300円 | |
端末代金 | 71,280円 (3年利用で実質無料) |
|
月額料金 ※ハッピープライスキャンペーン適用時 |
1ヵ月目 | 1,320円 |
2~12ヵ月目 | 3,080円 | |
13~36ヵ月目 | 4,180円 | |
モバレコAir公式サイト限定キャッシュバックキャンペーン | 29,200円 | |
総額料金(3年利用時) | 109,620円 |
それでは、各キャンペーンの内容をみていきます。
モバレコ Air 特別ハッピープライスキャンペーン
引用:モバレコAir公式サイト
- 【内容】
モバレコAir公式サイトからの新規申込みで、月額基本料金が36ヵ月間毎月割引される。- 1ヵ月目: 4,048円
- 2〜12ヵ月目: 2,288円
- 13〜36ヵ月目: 1,188円
- 【キャンペーン期間】
2023年8月1日~終了日未定 - 【主な適用条件】
- 申込み日から90日以内にサービスの課金が開始されている
- 過去3ヵ月以内に「SoftBank 光」および「SoftBank Air」を解約していない
- クレジットカードまたは口座振替での支払い登録が完了されている
モバレコAir限定月額キャッシュバック
引用:モバレコAir公式サイト
- 【内容】
モバレコAir公式サイトから新規申込みで、現金29,200円をキャッシュバック。 - 【キャンペーン期間】
2023年6月1日 〜終了日未定 - 【適用条件】
- Airターミナル申込日を含む月の翌月末日までに端末を受け取っている
- Airターミナル5限定
- 申込み月を含む過去3ヵ月以内にSoftBank Airを解約していない
SoftBank Air|固定電話を利用する方におすすめ

SoftBank Airから申込むメリットは、「おうちのでんわ」とのセット割が利用できる点です。固定電話を利用している方や、これから利用を検討している方はSoftBank Airがおすすめです。
それではキャンペーンの詳細を確認していきましょう。
Air 4G/5G共通プラン限定!SoftBank Airとおうちのでんわでずーっと割引
-
- 【内容】
「SoftBank Air」と「おうちのでんわ」をセットで契約すると、以下の特典が受けられます。
特典①:SoftBank Airの月額基本料金から、「おうちのでんわ」月額料金550円分が12ヶ月分割引
(「適用条件」の[1]から[3]を満たす)
特典②:「おうちのでんわ」の番号継続登録料が無料
(適用条件[1]から[4]を満たす)
特典③:「おうちのでんわ」の月額基本料金初月無料
(適用条件[1]から[5]を満たす) - 【キャンペーン期間】
2021年12月1日〜
- 【内容】
- 【適用条件】
1.SoftBank Airを「Air 4G/5G共通プラン」で利用。
2.「でんわまとめて割」の適用: SoftBank Airとおうちのでんわの組み合わせで適用。
3.上記【2】の「SoftBank Air」において、本キャンペーンおよび
「Air 4G/5G共通プラン限定!SoftBank Airとおうちのでんわでずーっと割」の適用履歴がないこと 4.おうちのでんわ」を新規で申込みし、同月内に「でんわまとめて割」に申込む。
5.「Air 4G/5G共通プラン」以外で利用中のSoftBank Airを同プランに変更する。
SoftBank Airを選ぶ際の注意点
最後にソフトバンクを選ぶ際の注意点を解説していきます。SoftBank Airを選ぶ際の注意点は以下の通りです。
- 端末代金が高く解約時の負担は大きい
- 夜は繋がりづらい傾向にある
端末代金が高く解約時の負担は大きい
SoftBank Airのホームルーター「Airターミナル5」の端末代金は71,280円です。WiMAXの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の端末代金27,720円と比較すると、約4万円の差があります。
SoftBank Airでは3年間利用すると端末代金が実質無料になりますが、途中解約した場合には、残りの端末代金を支払う必要があります。元々の端末代金が高いと、早期解約した場合の支払額も大きくなってしまいます。
実際に、どれくらいの残高支払いになるのか確認してみましょう。SoftBank Airでは月々の端末代金の割引額は1,980円なので、以下の通りになります。
月数 | 割引 | 端末残金(解約時の支払額) |
---|---|---|
1ヵ月目 | 1,980円 | 69,300円 |
2ヵ月目 | 1,980円 | 67,320円 |
3ヵ月目 | 1,980円 | 65,340円 |
4ヵ月目 | 1,980円 | 63,360円 |
5ヵ月目 | 1,980円 | 61,380円 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
34ヵ月目 | 1,980円 | 3,960円 |
35ヵ月目 | 1,980円 | 1,980円 |
36ヵ月目 | 1,980円 | 0円 |
例えば5ヵ月未満で解約すると、66,360円の残金を支払わなければなりません。
夕方〜夜は繋がりづらい傾向がある
SoftBank Airは、夕方から夜にかけて繋がりづらい傾向にあります。以下の表をご覧ください。
時間帯 | キャリア | Ping | 平均通信速度(下り) | 平均通信速度(上り) |
---|---|---|---|---|
朝 | WiMAX(カシモWiMAX) | 39.69ms | 126.31Mbps | 15.66Mbps |
ドコモhome 5G | 39.79ms | 295.15Mbps | 23.92Mbps | |
SoftBank Air | 44.0ms | 199.83Mbps | 14.15Mbps | |
Rakuten Turbo | 40.58ms | 123.18Mbps | 48.08Mbps | |
昼 | WiMAX(カシモWiMAX) | 42.16ms | 112.42Mbps | 13.79Mbps |
ドコモhome 5G | 48.19ms | 143.3Mbps | 15.17Mbps | |
SoftBank Air | 44.89ms | 140.7Mbps | 10.52Mbps | |
Rakuten Turbo | 50.52ms | 82.97Mbps | 28.18Mbps | |
夕方 | WiMAX(カシモWiMAX) | 46.63ms | 152.38Mbps | 26.84Mbps |
ドコモhome 5G | 47.56ms | 154.3Mbps | 14.91Mbps | |
SoftBank Air | 41.51ms | 138.69Mbps | 12.09Mbps | |
Rakuten Turbo | 62.33ms | 63.28Mbps | 20.88Mbps | |
夜 | WiMAX(カシモWiMAX) | 49.53ms | 83.67Mbps | 8.83Mbps |
ドコモhome 5G | 45.64ms | 143.59Mbps | 15.4Mbps | |
SoftBank Air | 46.95ms | 118.93Mbps | 11.11Mbps | |
Rakuten Turbo | 43.33ms | 110.63Mbps | 35.37Mbps | |
深夜 | WiMAX(カシモWiMAX) | 42.68ms | 184.4Mbps | 23.4Mbps |
ドコモhome 5G | 41.88ms | 339.63Mbps | 26.93Mbps | |
SoftBank Air | 48.57ms | 195.65Mbps | 13.32Mbps | |
Rakuten Turbo | 44.65ms | 119.76Mbps | 43.24Mbps |
下り速度に注目すると、SoftBank Airは「夕方138.69Mbps」「夜118.93Mbps」となっています。
そのため、たとえば「9時-17時」で仕事をし、夕方以降に帰宅してネットを利用する方にとってはネックになるでしょう。
このようにSoftBank Airは、人によってはライフスタイルと合わない可能性があります。
Rakuten Turbo|楽天経済圏の利用頻度が高い方におすすめ

次に、Rakuten Turboのホームルーターについて詳しく見ていきましょう。本章で解説する内容は以下の通りです。
ポイント還元キャンペーンの内容
- 楽天市場の対象ジャンル商品購入で20,000ポイント還元
まず、結論だけを先に述べると、Rakuten Turboは次のような方におすすめのホームルーターです。
- 楽天サービスを多く利用する
それでは、Rakuten Turboの詳しい情報を確認していきましょう。
端末のスペック
まずはRakuten Turboのホームルーター「Rakuten Turbo 5G」のスペックを確認していきましょう。
端末 | Rakuten Turbo 5G![]() ※引用:Rakuten Turbo公式サイト |
---|---|
発売日 | 2023年1月26日 |
サイズ | 約W110×H148×D110㎜ |
重量 | 約774g |
カラー | ホワイト |
利用回線 | 楽天回線5G Sub6 楽天回線 4G LTE |
最大通信速度(下り/上り) | 2.1Gbps/218Mbps |
WiFi規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
LANポート | 2(1000BASE-T/100BASE-T/10BASE-T) |
最大接続可能台数 | 128台 |
USBポート | ー |
かんたん接続 | WPS, QRコード |
暗号化方式 | WPA:PSK:TKIP WPA2:PSK:AES WPA3:Personal:SAE |
セキュリティ機能※ | 暗号化方式の変更 SSIDステルス ネットワーク分離 MACアドレスフィルタリング |
同梱品 | ACアダプター×1 LAN ケーブル×1 クイックスタートガイド(安全上のご注意) パスカード |
Rakuten Turbo 5Gは、SoftBank AirのAir ターミナルと同様に128台の同時接続が可能です。
ただし、SoftBank Airと比較して平均通信速度が遅いため、同時接続台数が増えた時の速度に少し不安が残ります。
特徴.最大20,000円のポイント還元がある
Rakuten Turboの1つ目の特徴は、最大20,000円のポイント還元が受けられるという点です。ポイント還元には2つのパターンがあります。
- 楽天市場の対象ジャンル商品購入で20,000ポイント還元
- 楽天ポイント還元率が+2倍
それでは、それぞれの詳細をみていきます。
楽天市場の対象ジャンル商品購入で20,000ポイント還元
こちらのキャンペーンは、Rakuten Turboに申込み、楽天市場で対象商品を購入することで20,000ポイント還元されるというものです。
こちらは、楽天モバイルユーザーでない方も対象です。
商品購入が必須という点がネックですが、誰でも20,000ポイントの還元が受けられるのは魅力的です。主な条件・内容は以下の通りです。
キャンペーン適用条件 | ・Rakuten Turbo申込み月の末日までにキャンペーンにエントリーする。 ・「Rakuten Turbo」プランと「Rakuten Turbo 5G」製品を申込む。 ・「Rakuten Turbo」を期限までに利用開始する。 ・Rakuten Turbo申込み月内に、楽天市場で対象ジャンルの商品を1円以上購入する。 |
---|---|
キャンペーン対象品 | 家電、 TV・オーディオ・カメラ、 タブレットPC・スマートフォン、 パソコン・周辺機器、 ゲーム ※以下は対象外 ・Google Play ギフトコード認定店 ・DAZN認定店 ・Apple Gift Card 認定店 |
特典内容 | 20,000ポイント |
ポイント進呈日 | 「Rakuten Turbo」の課金が確認された月の翌々月末日ごろ |
ポイント有効期限 | ポイント付与日を含めて6ヵ月 |
注意点 | 過去にRakuten Turbo&楽天モバイルご利用で20,000ポイントプレゼントキャンペーン (キャンペーンコード:1895)の特典進呈対象者となった場合、特典適用対象外 |
楽天ポイント還元率が+2倍
楽天では、利用するサービスが増えるごとに楽天ポイント還元率がアップする、Super Point Up Program(スーパーポイントアッププログラム)を実施しています。
Rakuten Turboもその対象なので、Rakuten Turboを契約することで、還元率が+2倍になります。
通常の還元率が1%(100円=1ポイント)なので、Rakuten Turboを契約することで3%までアップします。
さらに楽天モバイルを利用していれば、+4倍アップの対象なので、還元率の合計は7%になります。
楽天市場などを頻繁に利用する方にとって、楽天ポイントの還元率アップは大きなメリットになります。
本記事で紹介した他のホームルータと比較すると、Rakuten Turboは総額料金や通信品質などで少し見劣りしてしまいます。しかし、楽天ユーザーにとっては、長期的に見ると大きなメリットが得られる選択と言えるでしょう。
Rakuten Turboを選ぶ際の注意点
実は、Rakuten Turboは楽天ユーザー以外にとっては大きなメリットがありません。
先に説明した楽天ユーザー向けの特典を除けば、「3年利用時の総額料金」「通信品質」といったホームルーター選びで重要なポイントで、他社に見劣りしてしまいます。
しかし、現在は「製品代実質0円キャンペーン」を行っており、端末代金を48回払いにすることで、端末代が実質無料になります。
普段から楽天のサービスを使っているユーザーにとってはメリットが多く、おすすめです。
まとめ
ホームルーターは簡単にインターネット環境を整えることができる反面、適切に選ばないと「ホームルーターが使えない」「後からもっと安いホームルーターを見つけた」といったトラブルに見舞われる可能性があります。
そして、ミスに気づいた後に解約しようとすると、端末代金の残金の支払いが待っています。
こういった事態を防ぐためにも、ホームルーター選びは慎重に行わなければいけません。改めて振り返ると、ホームルーターを選ぶ際は、以下のステップを踏むことが大切です。
- 実質の【通信速度】がどれくらい期待できるか
- 自宅が【対応エリア】かどうかをチェック
- 【月額料金】と【端末代金】から、総額を算出
- いつから【利用開始】できるか
また、本記事ではホームルーター4社を詳しく紹介してきました。最後に内容もおさらいしましょう。
- WiMAXがおすすめな方
・ 料金・通信品質ともに重視している
・解約時の負担を小さくしたい
・ 自宅以外(出張先、キャンプの時など)で利用したい
・ auスマホ・UQスマホを利用している - おすすめのプロバイダは「カシモWiMAX」。料金は最安級で、特別な手続きなしで10,000円のキャッシュバックがもらえる
- ドコモhome 5Gがおすすめな方
・通信速度を重視する
・利用したい範囲が広い
・29歳以下で、インターネットの利用があまり多くない - おすすめの申込み窓口は「ドコモオンラインショップ」。乗り換え特典とWeb申込み限定の特典で、最大37,000ポイント還元。
- SoftBank Airがおすすめな方
・料金の安さを重視している
・他社からの乗り換えを検討している
・ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを利用してる
・固定電話を利用する - おすすめのプロバイダは「モバレコAir」。全プロバイダの中で総額料金が最安。
- Rakuten Turboがおすすめな方
・楽天サービスを多く利用する - 20,000円のポイント還元と、ポイント還元率アップがお得。
本記事が、より自分に合ったホームルーターを選ぶ一助になれば幸いです。
なお、「ホームルーターについて詳しく知りたい」「ホームルーターが自分に合った選択なのか分からない」といった方は、ぜひ以下の章もご覧ください。
1分で理解する、ホームルーター(置くだけWiFi)とは
ホームルーターは、別名 置くだけWiFiとも呼ばれる、工事不要で簡単に設置できる据え置き型のWiFiルーターです。
コンセントに接続して電源を入れるだけですぐにインターネットが使えるようになり、高速でデータ通信量無制限のインターネット環境を簡単に整えることができます。
ホームルーターは自宅やオフィスでの利用に特化しており、主に以下のような特徴があります。
- 工事不要で簡単に設置できる
- コンセントに挿すだけですぐに使える
- 高速インターネットを提供
- データ通信量が無制限
- 小型でスペースを取らない
手軽に高速インターネットを自宅で利用したい方にとって、ホームルーターは最適な選択肢と言えるでしょう。
ただし、その他のインターネット環境を整える方法(光回線やモバイルルーター)とは異なる特徴があります。
そのため、ホームルーターが本当に自分に合った選択肢かどうかを判断するには、他のWiFiサービスとの違いを理解することが大切です。
光回線・モバイルルーターとの違い
インターネット回線サービスは、大きく分けて「光回線」「ホームルーター」「モバイルルーター(ポケット型WiFi)」の3つがあります。
光回線は、ホームルーターと利用する回線そのものが異なります。
ホームルーターではスマホと同じ「モバイル通信回線」が利用されますが、光回線は「光ファイバー」を利用します。
光ファイバーケーブルを介してネットワークに直接接続できることで障害物を減らし、高い通信速度を保ったまま自宅のモデムやルーターを通じてインターネットを利用できます。
ホームルーターとポケット型WiFiは、モバイル通信回線を利用しています。基地局からの電波を受信することから、建物などの障害物から影響を受け、通信速度は低速になります。
これらの理由から、ホームルーターやポケット型WiFiは、光回線のような通信速度を再現するのは難しいです。通信速度以外にも、主に以下の点で違いが現れます。
- 通信速度
- 応答速度(Ping値)
- 月額料金
- 持ち運びの可否
- 速度制限
- 工事の有無
自分に合ったWiFiサービスを選ぶ際は、これらのポイントに優先順位をつけながら選ぶのがおすすめです。
※みんなのネット回線速度(みんそく) を参照し平均を算出
上記の表から、それぞれのWiFiサービスの特徴とおすすめな方は以下の通りです。
- 自宅で大容量のデータ通信を行う
- 対人オンラインゲームを快適に楽しみたい
- 動画配信サービスを頻繁に利用する
- 通信速度を最優先したい
- 2年以上引越しの予定がない
- すぐにインターネットを使いたい
- 回線工事ができない
- 月々の料金を抑えたい
- 引越しが多い
- すぐにインターネットを使いたい
- 外出先でインターネットを利用したい
- 月々の料金を抑えたい
- 災害時の備えとしてインターネット接続手段が欲しい
ホームルーターのメリット
光回線やポケット型WiFiとの違いが分かったところで、次はホームルーターの具体的なメリットを紹介していきます。
到着後5分で利用可能
ホームルーターの大きな魅力の一つは、到着後わずか5分ほどで利用を開始できることです。ここでは、実際の設置の流れを紹介します。
ホームルーターのセットアップ手順
- ルーターを受け取る:
申込み後、ホームルーターが自宅に届きます。
箱を開けて、ルーター本体と電源アダプタを取り出します。 - SIMカードを差し込む:
同封されているSIMカードをホームルーター本体に差し込みます。 - コンセントに差す:
ルーター本体に電源アダプタを接続し、コンセントに差し込みます。ルーターの電源ボタンを押して電源を入れます。 - 利用したい端末で対応するネットワークに接続:
ルーターが起動したら、スマホやパソコンなどの端末でWiFi設定を開きます。
ルーターに付属の説明書に記載されているネットワーク名(SSID)を選択し、パスワードを入力してWiFiに接続します。
(QRコードを読み取って接続できる端末もある)
以上の4ステップで、ホームルーターの設置は完了です。ホームルーターはインターネット環境の構築に不慣れな方やにもおすすめできる選択肢です。
工事不要のため初期費用が安く済む
ホームルーターは光回線などの固定回線とは異なり、開通工事が不要であるため、初期費用を大幅に抑えることができます。
光回線の場合、以下のような初期費用が必要となります。
- 工事費用(2万~4万円)
- 事務手数料(〜3,000円)
特に工事費用は光回線の初期費用の大部分を占めています。回線の引き込み工事や宅内工事など、専門の技術者による作業が必要なため、どうしても高額になりがちです。
一方、ホームルーターの場合、開通工事が不要なため、工事費用がかかりません。基本的に、初期費用は契約手数料(3,000円程)のみで済みます。
高速通信が可能かつ通信量が無制限
ホームルーターの大きな特徴は、高速通信が可能であること、そして通信量が無制限であることです。そのため、以下のような利用シーンでホームルーターは活躍します。
ホームルーターはプロバイダや環境にもよりますが、利用環境での実測数値はおおむね100Mbpsほどが期待できます。
サイト閲覧やSNS、動画視聴、スマホゲームは問題なく利用できるでしょう。
ただし、プロバイダによっては複数人でのオンラインゲームや大人数のWeb会議だと速度が遅い・ラグがあると感じるケースもあります。
スマホとのセット割がお得
ホームルーターの提供会社(プロバイダ)は、多くの場合スマホとのセット割を実施しています。これは、対象となるスマホのプランを契約していれば、月額のスマホ料金が大幅値引きされる特典です。
本記事で紹介した4社のホームルーターのスマホセット割は以下の通りです。
セット割対象のキャリア | 対象となるスマホプラン | セット割の内容(確認) | |
---|---|---|---|
WiMAX(カシモWiMAX) | au | 使い放題MAX 5G ALL STAR パック 使い放題MAX 5G テレビパック 使い放題MAX 5G 使い放題MAX 4G など 詳細|オトクなスマホのセット割 |
スマホ料金が永年最大1,100円割引(au、UQmobile合わせて最大9回線分) プラスエリアモード料金無料 |
UQモバイル | トクトクプラン ミニミニプラン くりこしプラン+5G S/M くりこしプラン+5G L 詳細|オトクなスマホのセット割 |
スマホ料金が永年最大1,100円割引(au、UQmobile合わせて最大9回線分) プラスエリアモード料金無料 |
|
ドコモhome 5G | ドコモ | eximo irumo 5Gギガホ プレミア 5Gギガホ など ※「irumo(0.5GB)」は割引対象外となります。 ※home 5G契約者と同一「ファミリー割引」グループ内 詳細|home 5G セット割 |
スマホ料金が永年最大1,100円割引(最大20回線) |
SoftBank Air | ソフトバンク | データプランメリハリ無制限+ データプランミニフィット+ データプランメリハリ無制限 など 詳細|おうち割 光セット |
スマホ料金が最大1,100円割引(最大10回線) |
ワイモバイル | シンプル 2 S シンプル 2 M/L シンプル S/M/L など 詳細|おうち割 |
スマホ料金が最大1,650円割引(最大10回線) | |
Rakuten Turbo | 楽天モバイル | ー | ー |
WiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Airの3社は、セット割対象のキャリアのスマホ料金を最大1,650円割引するキャンペーンを実施しており、セット割を利用することで毎月の通信費を大幅に節約することができます。
またWiMAXのスマホセット割は、通常1,100円かかるプラスエリアモードも無料になります。
一方、Rakuten Turboはスマホとのセット割を2025年1月時点では実施していません。ただし、楽天ユーザー向けにポイント還元を行なったり、ポイント還元率が上がるなどの特典があります。
スマホとのセット割は、ホームルーターを選ぶ際の重要な判断材料の一つです。
契約しているスマホのキャリアとホームルーターのセット割を確認し、最も自分に合った組み合わせを選ぶことで、毎月の通信費を賢く節約しましょう。
引越しが簡単
ホームルーターは、住所変更手続きを行う事で、引越し先でもそのまま利用することができます。端末の交換やプランの変更などといった面倒な手続きは一切不要です。注意点として、引越し先が対応エリアかを確認しなければいけません。
- 転居先が対応エリアか確認
- 登録住所の変更
一方で光回線は、プランを契約する場合でも、引越し時にいくつもの検討事項があります。
- 対応エリアか確認
- 転居先が工事可能か確認
- 移転手続き
- 場合によって撤去工事が必要(撤去費用がかかる)
- 移転先での開通工事(場合によって、違約金より工事費が高くなる)
以上のように、光回線は引越し時の手続きが多いです。引越しが多い方はホームルーターを選択すると良いでしょう。
ホームルーターのデメリット
自分に合ったWiFiサービスを選ぶため、また契約した後の後悔をなくすためには、ホームルーターのデメリットも理解しておくことが大切です。ホームルーターのデメリットは以下の通りです。
- オンラインゲームには向かない場合がある
- 速度制限がかかる可能性がある
- キャリア系ホームルーターは登録住所以外で使えない
では、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
オンラインゲームには向かない場合がある
ホームルーターは、FPSや格闘ゲームのような動きの多い対人オンラインゲームには向かない場合があります。
オンラインゲームを快適にプレイするためには、低遅延かつ安定した通信が求められます。特に、FPSや格闘ゲームでは、素早い操作に対する即時の反応が重要であり、30ms以下のPing値(応答速度)が必要とされています。
しかし、ホームルーターの平均Ping値は40〜50ms程度です。推奨Ping値よりも高いため、ラグが発生する場合があります。
そのため、動きの多いオンラインゲームの操作性を重視する方は、光回線がおすすめです。光回線は、インターネット回線が直接自宅に引き込まれるため、混雑の影響を受けにくく、安定した低遅延の通信が可能です。
オンラインゲームをプレイする際は、自分の環境でホームルーターが適しているかを確認し、必要に応じて光回線の利用を検討することをおすすめします。
一部のプロバイダではホームルーターのレンタルサービスを行なっています。ゲームにおけるインターネット環境の構築で迷っている方は、一度レンタルサービスを利用して、自宅での通信環境を試してみるのも良いでしょう。
速度制限がかかる可能性がある
本記事で紹介した、WiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turboの4社のホームルーターは、通信量無制限で使うことができますが、場合によって速度制限がかかることがあります。速度制限の条件について、各社は以下のように説明しています。
WiMAX | 【スタンダードモード】 一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある。 【プラスエリアモード】 当月の通信量が15〜30GB(契約プランにより変動)を超えた場合、当月末までの通信速度を送受信最大128kbpsに制限される。 (スタンダードモード利用時は対象外) ※引用:カシモWiMAX公式サイト |
---|---|
ドコモhome 5G | ・当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多い利用者は、それ以外の利用者と比べて通信が遅くなることがある。 ・一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがある。 ※引用:ドコモhome 5G公式サイト |
SoftBank Air | ・利用が集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合がある。 ・特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアの利用者については、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合がある。 ※引用:SoftBank Air公式サイト |
Rakuten Turbo | ・利用が集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合がある。 ・動画やファイル交換ソフトなどに利用する際は速度が低下する場合がある。 ※引用:Rakuten Turbo公式サイト |
表を見てわかる通り、具体的に「何GB以上使うと速度制限がかかる」といった表記はされていませんが、通常のインターネット利用では速度制限がかかる心配はないでしょう。
ほとんどのホームルーターは登録住所以外で使えない
ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turboは、登録住所以外では使えないというデメリットがあります。そのため、長期出張の際に滞在先で使うことや、キャンピングカーで充電しながら使うといったことはできません。
一方でWiMAXは、給電が可能で電波が届くサービスエリア内であれば登録住所以外での利用も可能です。持ち運んで使う可能性がある方は、WiMAXがおすすめです。
ホームルーターでよくある質問
最後に、ホームルーターに関するよくある質問にお答えしていきます。
光回線とホームルーター、ポケット型WiFiの違いはどこですか?
光回線とホームルーター、ポケット型WiFiは大きく分けて「通信速度」「Ping値」「工事の有無(利用開始のしやすさ)」「持ち運びの可否」「月額料金」の5つのポイントで違いが現れます。インターネットサービスを比較する際は、自分が何を重視するかを考えると良いでしょう。
例えば、通信速度を最も重視する方は、光回線がおすすめです。持ち運びができる点を重視する方は、ポケット型WiFiが第一候補です。一方で、手軽さと通信速度のバランスを取りたい方には、ホームルーターが最適だと言えます。
ホームルーターはどんな人におすすめですか?
ホームルーターは工事不要で、月額料金を抑えながら自宅に安定したインターネット環境を整えられるというメリットがあります。したがって、次のような方におすすめです。
- すぐにインターネットを使いたい
- 賃貸住宅に住んでいてネット回線工事ができない
- 月々の料金を抑えたい
- 引越しが多い
- ある程度安定した通信環境が必要
ホームルーターの設定は難しいですか?
ホームルーターの設定は、非常に簡単で、専門的な知識がなくとも問題なく行えます。具体的には、基本的に次のステップで設定が完了します。
- 同梱されたSIMカードをホームルーターに挿入する
- ホームルーターを電源に接続し、電源を入れる
- スマホやパソコンのWiFi設定から、ホームルーターのネットワーク名(SSID)を選択
- パスワードを入力してWiFiに接続
不安な方は、以下の動画で接続までの流れを説明しております。2分程度の動画ですので、ぜひご覧ください。
ホームルーターは登録した住所以外でも使えますか?
ホームルーターは多くの場合、登録した住所のみで使用が認められています。本記事で紹介したドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turboは、登録した住所でしか利用できません。ただし、引越しをする場合は、登録住所を変更することで、引越し先で利用できるようになります。
一方でWiMAXは、給電が可能で電波が届くサービスエリア内であれば登録住所以外での利用も可能です。そのため、持ち運んで使う可能性がある方は、WiMAXがおすすめです。
ホームルーターは有線接続もできますか?
ホームルーターは有線接続も可能です。本記事で紹介した4社のホームルーター(WiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turbo)は、それぞれ2つのLANポートが用意されており、2台同時に有線での接続が可能です。
なお、有線接続を利用する場合は、利用するLANケーブルがホームルーターに対応しているかを確認するようにしましょう。各社の対応規格は次の通りです。
インターフェース | |
---|---|
WiMAX | 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX ×1 1000BASE-T/100BASE-TX ×1 |
ソフトバンク | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T ×2 |
ドコモ | 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX ×2 |
楽天 | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T ×2 |
ホームルーターの通信速度はどのくらいですか?
ホームルーターの通信速度は以下の通りです。
最大速度:下り 2.14Gps〜4.2Gps/上り 218Mbs〜286Mbs
平均速度:下り 81.1Mps〜189.0Mps/上り 9.1Mbs〜29.4Mbs ※みん速より引用(2024年5月)
この数値は、メールの送受信やWebサイトの閲覧はもちろん、高画質の動画視聴や一般的なオンラインゲームも快適に楽しめるものです。参考として、日常で利用されることが多い各サービスで推奨される下り通信速度は以下の通りです。
同時に接続できるデバイスの最大数は?
本記事で紹介した4社のホームルーターの同時接続台数は以下の通りです。
WiMAX | 34台(WiFi:32台/有線LAN:2台) |
---|---|
ドコモhome 5G | 66台(WiFi:64台/有線LAN:2台) |
SoftBank Air | 130台(WiFi:128台/有線LAN:2台) |
Rakuten Turbo | 130台(WiFi:128台/有線LAN:2台) |
一般的な家庭であれば、WiMAXの34台でも十分でしょう。もしオフィスや店舗などでの利用を考えているのであれば、SoftBank Air、Rakuten Turboなどが良い場合もあります。利用シーンに合わせた選択が大切です。
セキュリティ機能にはどのようなものがありますか?
ホームルーターのセキュリティにおいて重要なポイントは、以下の通りです。
機能 | 説明 |
---|---|
暗号化方式の変更 | より安全性の高い暗号化方式に設定できる機能です。WPA2またはWPA3が現在最も安全な暗号化方式です。セキュリティを高めたい方は、WPA3に設定。 |
SSIDステルス | ホームルーターのSSIDを非表示にする機能です。ネットワーク一覧にSSIDが表示されないため、不正アクセスのリスクを減らせます。 |
ネットワーク分離 | ゲスト用のSSIDを設定し、通常使用するネットワークとゲスト用ネットワークを分離する機能です。 |
MACアドレスフィルタリング | 登録済みのデバイスのMACアドレスのみ接続を許可する機能です。この機能により、未登録のデバイスからの不正アクセスを防げます。 |
本記事で紹介した4社のホームルーター(WiMAX、ドコモhome 5G、SoftBank Air、Rakuten Turbo)は、上記の機能を有しており、十分に高いセキュリティ機能があると言えます。
ただし初期設定では、これらが十分に機能していない場合があります。そのため、セキュリティを高めたい方は、最初の接続が完了したら各機能を有効にするようにしましょう。
対応しているWiFi規格は何ですか?
ホームルーターとデバイスとの通信方式を示すWiFi規格は、4社とも「IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax」に対応しています。
特に注目すべきポイントとして、「IEEE 802.11ax」に対応している点です。
「IEEE 802.11ax」とは、「Wi-Fi 6」とも呼ばれ、現在最も高速な通信が可能なWiFi規格です。そのほかのWiFi規格については、以下の表をご覧ください。
世代 | 規格名 | 名称 | 最大通信速度 | 周波数帯 |
---|---|---|---|---|
第1世代 | IEEE 802.11 | - | 2Mbps | 2.4GHz |
第2世代 | IEEE 802.11a | - | 54Mbps | 5GHz |
IEEE 802.11b | - | 11Mbps | 2.4GHz | |
第3世代 | IEEE 802.11g | - | 54Mbps | 2.4GHz |
第4世代 | IEEE 802.11n | Wi-Fi 4 | 600Mbps | 2.4GHz / 5GHz |
第5世代 | IEEE 802.11ac | Wi-Fi 5 | 6.9Gbps | 5GHz |
第6世代 | IEEE 802.11ax | Wi-Fi 6 | 9.6Gbps | 2.4GHz / 5GHz |
使用範囲はどのくらいですか?
一般的に、無線LANルーターの電波は屋内で約100mの距離まで届くとされています。そのため、一般的なアパートでは、ホームルーター1台で家中どこでもWiFi電波を受信することができます。
ホームルーターの設置に特別な条件はありますか?
ホームルーターの設置に特別な条件はありません。登録した住所であれば、コンセントに差すだけで利用を開始できます。
ただし、WiFiは障害物に阻害される特性があります。そのため、ホームルーターを快適に使うためには、できるだけ障害物に遮られないような場所に設置することが大切です。
設置場所のポイントは以下の通りです。
- 窓際:基地局の電波が受信しやすくなる
- 床から1〜2mの高さ:ホームルーターのWiFi電波は360°に飛んでいくため、床からの距離を確保することで、効率的に電波を受信しやすくなる
- 家の中心付近:各部屋に均等に電波が届きやすくするなる
- 家電製品から離れた場所:電波干渉を避けやすくなる
- 金属から離れた場所:電波反射を避けやすくなる
- 水槽から離れた場所:水が電波を遮るのを防ぐ
- 周りに障害物がない場所:電波の遮断を防ぐ
ストリーミングやオンラインゲームに適していますか?
ホームルーターはストリーミングやオンラインゲームにも適しています。ホームルーターの平均下り速度は「81.1Mps〜189.2Mps」ですが、この速度はストリーミングやオンラインゲームに必要な速度を満たしています。
また、ストリーミングやオンラインゲームでは応答速度を表すPing値も重要です。Ping値は低いほど応答速度が速いことを示しており、ホームルーターの平均Ping値は約50msです。一部のホームルーターは40前半のPing値を記録しています。
この値は、多くのストリーミングサービスやオンラインゲームに必要なPing値を満たしています。
推奨通信速度 | 推奨Ping値 | ホームルーターとの相性 | |
---|---|---|---|
音楽ストリーミング | 200Kbps〜500Kbps | 50ms以下 | ◎ |
動画視聴(YouTubeなど) | 3Mbps〜25Mbps | 30ms〜50ms | ◎ |
オンライン会議 | 10Mbps~30Mbps | 16ms〜50ms | ⚪︎ |
1人用オンラインゲーム | 1Mbps〜5Mbps | 30ms〜50ms | ◎ |
対人オンラインゲーム | 30ms以下 | △ |
なお、上記の表のように、FPSや格闘ゲームのような対人オンラインゲームは、他のサービスよりも推奨されるPing値が低いです。ホームルーターではラグが発生する可能性があることに注意してください。
より快適なゲーム環境を整えたい方は、光回線を検討しましょう。