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※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。
WiMAXについて調べていると、「プラスエリアモード」という言葉を目にします。
プラスエリアモードとは、auのプラチナバンドを使えるオプションサービスのことで、通常のスタンダードモードよりも対応エリアが広いことが特徴です。
本記事では、プラスエリアモードがどんなオプションなのか、どのようなシーンで活用できるのか、詳しく解説します。
- プラスエリアモードとは
└auのプラチナバンドが使えるオプションサービス
└月額1,100円(税込) - プラスエリアモードのメリット・デメリット
- プラスエリアモードの切り替え方法
└モバイルルーター
└ホームルーター
※この記事は2025年1月時点での情報です。料金などの情報は変動する可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
WiMAX +5Gの「プラスエリアモード」とは?
WiMAXには、「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」の2種類の通信モードがあります。
- スタンダードモード:通常の通信モード
- プラスエリアモード:auのプラチナバンドを使える通信モード
基本的には「スタンダードモード」で通信を行い、必要に応じて設定を変更することで「プラスエリアモード」に切り替えることができます。
プラスエリアモードとは、auのプラチナバンドを利用できる通信モードです。
このモードは、スタンダードモードのWiMAX 2+電波が届きにくい場所でも利用できるため、特に山間部や建物内などで役立ちます。障害物に強い特性があり、安定した通信が必要なときに便利です。
ただし、プラスエリアモードを利用する場合は月額1,100円(税込)のオプション料金がかかります。使わない月には料金は発生しませんが、一度でもオンにするとその月の料金が請求される点には注意が必要です。
ここからは、プラスエリアモードの特徴やスタンダードモードとの違いを比較しながら、さらに詳しくご紹介していきます。
プラスエリアモード対応端末一覧
- 【最新端末】Speed Wi-Fi 5G X12
- Speed Wi-Fi 5G X11
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
- 【最新端末】Speed Wi-Fi HOME 5G L13
- Speed Wi-Fi HOME 5G L12
- Speed Wi-Fi HOME 5G L11
プラスエリアモードとスタンダードモードの違い
通信モード | プラスエリアモード | スタンダードモード |
---|---|---|
通信エリア | au 4G LTE (プラチナバンド) au 5G |
WiMAX 2+ au 4G LTE au 5G |
月間 データ容量 |
30GB | 実質無制限 |
通信制限 | 30GBを超えた場合 送受信最大128kbpsに制限 (当月末まで) |
原則なし (一定期間内に大量のデータ通信が利用された場合 翌日の混雑する時間帯の通信速度を制限する可能性がある) |
月額料金 (税込) |
1,100円 | 追加料金なし |
プラスエリアモードとスタンダードモードの大きな違いは、auの「プラチナバンド」を利用できるかどうかです。
プラチナバンドとは、700~900MHz帯の周波数帯のこと。スタンダードモードで使われる周波数帯よりも障害物に強いことが特徴です。そのため、スタンダードモードで繋がりにくい屋内や地下などで利用できます。
また、利用可能なエリアが広くなるので、都市部から離れた場所や山間部でも繋がりやすいことがメリットです。
ただし、プラスエリアモードが使えるのは月間30GBまで。30GBを超えると月末まで通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。そのため、プラスエリアモードを長時間使う場合は、容量の超過に注意しましょう。
なお、速度制限がかかるのはプラスエリアモードのみで、スタンダードモードには影響しません。
幅広いエリアで安定した通信環境を求める方には、「プラスエリアモード」を利用することがおすすめです。プラスエリアモードを提供しているプロバイダが気になる方は、WiMAXおすすめの記事を参考にしてください。
プラスエリアモードの2つのメリット
WiMAXのプラスエリアモードには以下のようなメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
auのプラチナバンドが使えて通信が安定する
WiMAXのプラスエリアモードは、auのプラチナバンド(au 4G LTE・Band 18/26)を利用できる通信モードです。
プラチナバンドは低周波数帯域で、建物や壁などの障害物に強いことが特徴の1つ。障害物があっても、電波が曲がって回り込むから繋がりやすいというイメージです。
プラスエリアモードは、スタンダードモードで電波が届かない場所でも繋がりやすくなりますが、速度が速くなるわけではありません。
なので、プラスエリアモードを使うと高速になるのではなく、場所によっては通信が安定すると考えましょう。
通信できるエリアが広くなる
プラスエリアモードは、スタンダードモードよりも通信エリアが広くなります。対象のエリアは、以下のマップの「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」を切り替えて確認してください。
引用:UQ WiMAX
プラスエリアモードは、スタンダードモードではカバーできていない山間部や都市部から離れた場所もエリア内に含まれていることがわかります。
登山やキャンプといったアウトドアシーン、スタンダードモードが繋がらない地下鉄など、様々な場所で活用できる通信モードです。
WiMAXの通信エリア確認方法はこちらの記事を参考にしてください。
WiMAXは多くの地域で使えるWiFiサービスですが、全国すべてのエリアに対応しているわけではありません。WiMAXの申し込みを考えている方は、本記事で紹介している通信エリアの確認方法を参考にしながら、通信エリア内かどうかをチェックしてください。
プラスエリアモードの3つのデメリット・注意点
プラスエリアモードは通信が安定する、エリアが広くなるというメリットがありますが、いくつか注意点があります。
プラスエリアモードを使う前に、デメリットや注意点を確認しましょう。
データ使用量30GBを超えると速度制限がかかる
プラスエリアモードは、使えるデータ容量が30GBまでです。30GBを超えると、速度制限がかかります。
速度制限時の通信速度は、送受信最大128kbps。LINEやメールなどのテキストメッセージであれば問題なく使えますが、動画視聴やゲームは難しい速度です。
なお、速度制限にかかるのはプラスエリアモードだけで、スタンダードモードには影響しません。
スタンダードモードは実質無制限なので、プラスエリアモードを使い切っても引き続き快適に使えます。
オプション料金として月額1,100円がかかる
プラスエリアモードは有料のオプションなので、利用する際は月額1,100円(税込)が追加でかかります。月額料金にプラスでかかるので、負担に感じるかもしれません。
ただし、使わない月は料金が発生しないので、使った月だけ支払うという仕組みです。
料金はプラスエリアモードに切り替えたときに自動で発生するため、申し込み手続きは不要です。また、使わなくなったときも解約する必要がありません。
au・UQモバイルのセット割適用で無料

WiMAXは、auまたはUQモバイルのセット割の対象です。セット割を適用していると、WiMAXのプラスエリアモードが無料になります。
セット割とは、WiMAXとau・UQモバイルスマホの対象プランをセットで利用すると、スマホの料金から割引になるサービスのことです。
割引額は最大1,100円(税込)で、契約期間中は割引がずっと続きます。WiMAXの料金が安くなるわけではありませんが、毎月かかるトータルの通信費を節約できることがメリットです。
プラスエリアモードが無料になる上にスマホの料金が安くなるので、au・UQモバイルを契約している方はセット割を利用しましょう。
一部のプロバイダではセット割を実施していない場合もあるため、WiMAXをお申し込み際は要確認です。
弊社関連会社のMEモバイルが運営するカシモWiMAXでは、auまたはUQモバイルのセット割をご利用いただけます。通信費を節約したい方は、ぜひご検討ください。
間違えて切り替えたときも料金が発生する
間違えてプラスエリアモードに切り替えてしまったというときも、月額料金1,100円(税込)が発生します。
他の設定をするときに、誤って通信モードを切り替えてしまわないように注意しましょう。
プラスエリアモードに切り替える際は、「プラスエリア(+A)モードに設定すると追加料金が発生する場合があります。」というメッセージが表示されます。
ディスプレイにメッセージが表示されたら必ず一度確認するなど、気を付けながら操作することをおすすめします。
【モバイルルーター】プラスエリアモードの切り替え方法
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の切り替え方法
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01でプラスエリアモードに切り替える場合、本体のディスプレイ上で操作します。
①「設定」を選択する
②「通信モード」を選択する
③「プラスエリアモード」を選択する
④「通信モードを設定しますか?」のメッセージが表示されたら「OK」を選択する
スタンダードモードに切り替える際は、5つ目の手順で「ST(スタンダード)モード」を選択してください。
Speed Wi-Fi 5G X12の切り替え方法
Speed Wi-Fi 5G X12でプラスエリアモードに切り替える場合、本体のディスプレイ上で操作します。
①▲ボタンまたは▼ボタンを押す
②「モバイル」を選択する
③「通信モード」を選択する
④「通信モード」を選択する
⑤「通信モードを設定しますか?」のメッセージが表示されたら「はい」を選択する
スタンダードモードに切り替える際は、5つ目の手順で「ST(スタンダード)モード」を選択してください。
Speed Wi-Fi 5G X11の切り替え方法
Speed Wi-Fi 5G X11でプラスエリアモードに切り替える場合、本体のディスプレイ上で操作します。
①▲ボタンまたは▼ボタンを押す
②「クイックメニュー」を選択する
③「通信モード」を選択する
④「+A(プラスエリア)モード」を選択する
⑤「通信モードを切り替えますか?」のメッセージが表示されたら「はい」を選択する
スタンダードモードに切り替える際は、4つ目の手順で「ST(スタンダード)モード」を選択してください。
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの切り替え方法
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiでプラスエリアモードに切り替える場合、本体のディスプレイ上で操作します。
①「通信モード」を選択する
②「通信モード」をタップする
③「プラスエリア(+A)」を選択する
④「変更しますか?」のメッセージが出たら「OK」を選択する
スタンダードモードに切り替える際は、2つ目の手順で「スタンダード(ST)」を選択してください。
【ホームルーター】プラスエリアモードの切り替え方法
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の切り替え方法
- 本体背面の「MODE」ボタンを2秒以上長押しする
- 本体前面の「MODE/UPDATE」ランプがオレンジ色(プラスエリアモード)に点灯したら「MODE」ボタンを離す
スタンダードモードに切り替えるときも同じ手順です。スタンダードモードの場合は、「MODE/UPDATE」ランプが緑色に点灯します。
L13はWebサイトから切り替えることも可能です。スマホやパソコンで切り替えたい場合は、以下の手順に従って設定してください。
①スマホやパソコンをSpeed Wi-Fi HOME 5G L13と接続する
②スマホまたはパソコンで「http://192.168.0.1」または「http://speedwifi-home.5g」にアクセスする
③ルーターの設定ツールPWを入力してログインする
④「設定」を選択する
⑤「通信モード」を選択する
⑥「通信モード設定」で「プラスエリアモード」を選択し、「適用」をクリックする
Speed Wi-Fi HOME 5G L12の切り替え方法
- 本体背面の「Mode」ボタンを2秒以上長押しする
- 本体前面「Mode」ランプがオレンジ色(プラスエリアモード)に点灯したら「Mode」ボタンを離す
スタンダードモードに切り替えるときも手順は同じです。スタンダードモードの場合は、「Mode」ランプが緑色に点灯します。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11の切り替え方法
- 本体背面の「MODE」ボタンを2秒以上長押しする
- 本体前面の「MODE/UPDATE」ランプがオレンジ色(プラスエリアモード)に点灯したら「MODE」ボタンを離す
スタンダードモードに切り替えるときも手順は同じです。スタンダードモードの場合は、「MODE/UPDATE」ランプが緑色に点灯します。
プラスエリアモードに関するよくある質問
最後に、プラスエリアモードに関するよくある質問に回答します。
プラスエリアモードを無料で使う方法はある?
プラスエリアモードを無料で使う方法として、以下の2つが挙げられます。
auまたはUQモバイルのセット割を適用する

auまたはUQモバイルのセット割を適用する場合は、プラスエリアモードを無料で利用できます。
セット割は、WiMAXと対象プランをセットで契約すると、スマホの料金から最大1,100円(税込)割引されるものです。
毎月スマホ料金が割引になってプラスエリアモードも無料になるので、auまたはUQモバイルを利用している方は、セット割の申し込みをしましょう。
弊社関連会社のMEモバイルが運営する「カシモWiMAXでは、スマホセット割をご利用いただけます。auまたはUQモバイルをご利用されている方は、ぜひご検討ください。
セット割を実施しているカシモWiMAXについて、評判や口コミをまとめた記事も参考にしてください。
※当記事はPRを含みます。※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。 カシモWiMAXをご利用いただく前に、「通信速度は大丈夫?」「料金は高い?」など、評判を …
オプション料金が無料のプロバイダで申し込む
セット割の対象外になる方は、プラスエリアモードが無料のWiMAXプロバイダを検討してみてください。
2025年1月現在、Vision WiMAXではプラスエリアモードを無料で利用できます。
プラスエリアモードを活用できる場所はどこ?
- WiMAX 2+電波が届きにくい場所
└地下鉄・トンネル内・山間部など - プラスエリアモードに対応している場所
プラスエリアモードは、スタンダードモードが圏外または繋がりにくい場所かつ、プラスエリアモードに対応しているエリアで利用できます。
スタンダードモードが繋がりにくい場所としては、地下鉄・トンネル内・山間部などが挙げられます。
プラスエリアモードの詳しい対応エリアは、こちらのマップで検索してください。
引用:UQ WiMAX
プラスエリアモードを使わない時の設定方法は?
プラスエリアモードを使わない時は、本体のディスプレイ上を操作して、スタンダードモードに切り替えられます。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の場合
- 「設定」を選択する
- 「通信モード」を選択する
- 「スタンダードモード」に設定する
Speed Wi-Fi 5G X12の場合
- 「モバイル」を選択する
- 「通信モード」を選択する
- 「ST(スタンダード)モード」に設定する
「+A(プラスエリアモード)」に設定されている場合は、プランによっては追加料金がかかってしまうため注意してください。
プラスエリアモードの解約方法は?
プラスエリアモードは、使った月のみ料金が発生する仕組みです。そのため、申し込みや解約は不要です。
間違えてプラスエリアモードをオンにしてしまうと自動的に料金が発生するので、他の設定を変更するときなど注意しましょう。
WiMAX 2+のハイスピードプラスエリアモードとの違いは?
プラスエリアモードに似ているものとして「ハイスピードエリアモード」があります。このハイスピードエリアモードは、WiMAX 2+のオプションサービスです。
対応しているプランが違うので、WiMAX +5Gではハイスピードプラスエリアモードを利用できませんし、WiMAX 2+ではプラスエリアモードを利用できません。
プラスエリアモード | ハイスピード プラスエリアモード |
|
---|---|---|
対応プラン | WiMAX +5G | WiMAX 2+ |
通信エリア | au 4G LTE (プラチナバンド) au 5G |
au 4G LTE |
月間データ容量 | 30GB | 7GB |
容量超過時 通常モードの速度制限 |
なし | あり |
プラチナバンドを使えるという点は共通していますが、5Gの対応、月間データ容量など大きく異なります。
プラスエリアモードは容量を使い切って速度制限にかかっても、通常のスタンダードモードは高速通信のまま利用可能です。
しかし、ハイスピードプラスエリアモードは、月間7GBを超えると通常の通常モードも速度制限にかかってしまいます。
なお、ハイスピードプラスエリアモードを使えるWiMAX 2+は、2022年に新規受付を終了しています。
まとめ
WiMAX +5Gのプラスエリアモードの特徴は、以下の通りです。
- auのプラチナバンドが使えて通信が安定する
- スタンダードモードでは繋がらないエリアでも利用できる
- 使えるのは月30GBまでで、超過後は速度制限にかかる
- 利用料金は月額1,100円(税込)
- 一度も使わない月は料金が発生しない
スタンダードモードが圏外または繋がりにくい場所でプラスエリアモードに切り替えると、繋がるようになるかもしれません。
プラスエリアモードに切り替えるときは、対応エリア内か確認しましょう。一度でも切り替えると料金が発生するので、誤って切り替えないように注意してください。