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※当記事はPRを含みます。
※カシモWiMAXは株式会社マーケットエンタープライズの関連会社、株式会社MEモバイルが運営しています。

「ポケット型Wi-Fi」「モバイルルーター」などと混同されがちなWiMAX。

WiMAX 5G、WiMAX 2+、プロバイダ、周波数帯……契約を検討している方がWiMAXについて調べると、知らない言葉がたくさん出てきて混乱してしまうのではないでしょうか?

この記事ではWiMAXの特徴やポケット型Wi-Fi・モバイルルーターとの違い、WiMAXのデメリットなどを初心者の方向けにわかりやすく解説しています。

WiMAXとは?

WiMAXとは何なのでしょうか?まずは概要から見ていきましょう。

結論、「WiMAX回線」を利用した通信サービスが「WiMAX」と一般的には呼ばれています。

WiMAX回線とは、スマホの4G LTE回線と同様、広範囲にワイヤレスでのインターネット接続を提供する技術のこと。

▼4GLTEとは
  • 4G LTEは「第4世代ロングタームエボリューション」という高速なモバイル通信技術の1つです。この技術は、インターネットアクセス、ビデオストリーミング、音声通話などのサービスをより速く、より効率的に提供するために開発されました。

本来の意味での「WiMAX」は、”Worldwide Interoperability for MicrowaveAccess”の頭文字を取った「WiMAXという通信技術」そのもののことを指します。

ですが、多くの場合、このWiMAXの通信技術を用いたサービス全般がWiMAXと呼ばれています。この記事におけるWiMAXも「WiMAX回線を使った通信サービス」のことを指します。

WiMAX回線を利用した通信サービスには、モバイルルーターとホームルーターの2種類があります。

モバイルルーターとホームルーターの違いやWiMAXとポケット型Wi-Fiとの違いについても後ほど解説していきます。

まずはWiMAXの特徴について確認していきましょう。

WiMAXの特徴・メリット

ここからは、WiMAXの特徴とメリットを紹介します。

まずはWiMAXのサービスについて理解をしていきましょう。

▼WiMAXの特徴・メリット
  • モバイルルーターとホームルーターを選べる
  • 工事不要ですぐにWiFi環境を整備できる
  • データ容量を気にせず無制限で利用できる
  • 契約前に無料で試用できる
  • スマホとのセットで通信費全体がお得になる

これらの特徴について解説していきます。

モバイルルーターとホームルーターを選べる

 

WiMAXは、モバイルルーターとホームルーターの2種類から選択できます。

▼モバイルルーターとホームルーターの違い

ホームルーター モバイルルーター
開通工事 不要 不要
通信制限 無制限 無制限
使用方法 置き型 持ち運び型
バッテリー コンセント 10~15時間
接続可能台数 15~64台数 5~16台

モバイルルーターは外でもWiFiに接続できる持ち運び可能な端末です。一般的には「ポケット型Wi-Fi」などとも呼ばれます。

小型で持ち運びやすいため、外出先でもインターネット接続が可能です。

例えばカシモWiMAXで提供している端末「Speed Wi-Fi 5G X12」は重さ172g、大きさは幅136mm・高さ68mm・厚さ14.8mmと、スマホと同じくらいのサイズ感となっています。

バッテリーについては端末によって異なりますが、10〜15時間程度の通常利用が可能です。連続して(電源を切らずに)利用した場合は、およそ8時間程度となります。

1日外出先で作業をしても問題ないバッテリー容量となっています。

対してホームルーターは、コンセントを挿すだけで使えるようになるWiFiです。「置くだけWiFi」や「挿すだけWiFi」などとも呼ばれます。

家族全員が同時にインターネットを利用する場合や、スマートホームデバイスを多く使用している家庭に適しています。

自分の用途に合わせて、どちらのWiMAXを選ぶか選択できる点は魅力的です。以下のページからはカシモWiMAXで提供している全ての端末の性能をご確認いただけます。

モバイルルーターとホームルーターで速度は変わる?

結論、それぞれに通信速度の違いはほとんどありません。

通信速度は「Mbps(メガビーピーエス)」や「Gbps(ギガビーピーエス)」で表せます。

1秒間に0.125MBのデータを送受信できる速度が1Mbps、1秒間に125MBのデータを送受信できる速度が1Gbpsとなっています。

▼用途別に必要な通信速度

用途 速度(Mbps)
Webサイト視聴 10
Instagram 10
YouTube(通常画質) 10
ZOOM 20
オンラインゲーム 35

カシモWiMAXで提供しているホームルーターとモバイルルーターの理論上の最大通信速度を見てみましょう。

ホームルーター
HOME 5G L13
モバイルルーター
5G X12
平均
下り速度
4.2Gbps 3.9Gbps
平均
上り速度
286Mbps 183Mbps

理論上の最大通信速度はホームルーターのほうが速いです。

オンラインの対戦ゲームなど、通信速度を重視するのであればホームルーターを選ぶのがおすすめです。

それ以外の用途の場合は、外でも無制限でWiFiに接続できるモバイルルーターの契約をご検討ください。

以下の記事では、WiMAXの速度について検証しています。実際の速度が気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください。

上り速度・下り速度ってなに?快適な速度は?

上り速度(アップロード速度)と下り速度(ダウンロード速度)は、インターネット接続の速度を示す2つの主要な指標です。

下り速度は、インターネットからデータをあなたのデバイスに転送する速度を指します。

この速度が高いほど、ウェブページの読み込み、動画のストリーミング、ファイルのダウンロードが速くなります。

上り速度は、デバイスからインターネット上にデータを送信する速度のことを指します。

この速度が高いほど、メールの送信、ファイルのアップロード、ビデオ通話の品質が向上します。

工事不要ですぐにWiFi環境を整備できる

WiMAXは工事不要・最短翌日からネットを利用できます。

光回線を利用する場合、工事が必要になります。そのため、申し込みから利用開始までに1ヶ月程度時間を要することが多いです。

WiMAXであれば、工事期間にWiFiが使えないという状況がありません。

引越しや急用ですぐにWiFiを利用したいとき、最短翌日に利用できる点はメリットだと言えるでしょう。

データ容量を気にせず無制限で利用できる

WiMAXはデータ容量無制限で利用できます。

すべてのモバイルルーターが同じように無制限のデータ使用を提供しているかと思いがちですが、実際のところそうではありません。

ポケットWiFi
ソフトバンク
ポケットWiFi
ワイモバイル
カシモWiMAX
データ容量 50GB 実質無制限
(10GB/3日で速度制限)
無制限
速度制限時の速度 128kbps 1Mbps -

上記の通り、WiMAX以外のモバイルルーターサービスの中には、スマホと同じように速度が大幅に制限されるものもあります。

その点、WiMAXはデータ容量を気にすることなくインターネットを存分に利用できる点が魅力です。

ただし、一定期間内に大量のデータ通信があった場合等は制限される場合があるので注意が必要です。

以下の記事では、編集部が実際にどれくらいデータを使用したら速度制限にかかるのかWiMAXの実機を用いて検証しています。

契約前にWiMAXを無料で試せる

サービスによって期間は異なりますが、一定期間WiMAXを無料でお試し利用できます。

そのため、契約前に通信速度や対応エリアなど実際の使用感を体験できる点が魅力です。

契約後に「通信速度が遅くて使えない」「対応エリアじゃなかった」など、後悔する可能性がなくなるのは大きなメリットだと言えます。

実際にWiFi環境として利用してみたい方や、電波が本当に届くか不安な方はぜひ活用してみて下さい。

カシモWiMAXでは、配送到着日から8日以内は「初期契約解除」制度をご利用できます。受付の期日までに手続きをした場合は、契約解除料が請求されることはありません。

つまり、8日間の無料お試し期間があるのでぜ利用してみてください。

スマホとのセットで通信費全体がお得になる

自分のスマホを、auやUQモバイルで契約している場合はWiMAXとのセット割で月額料金をさらに抑えられます。

それぞれの割引額は以下の通りです。

大量プラン 割引額(税込)
au:スマホミニプラン 550円
au:それ以外のプラン ~2,200円
UQモバイル:トクトクプラン 1,100円
UQモバイル:ミニミニプラン 1,100円

1人当たり年間で最大26,400円(税込)の通信費が抑えられることになります。

家族で利用している場合は、家族全員にセット割が適用され、さらに通信費を削減できるので大変お得です。

WiMAXの利用を検討している方は、スマホプランの見直しも並行して行うことをおすすめします。

上記の表は現行料金プランの割引額ですが、新規申し込みが終了している旧プランだとさらに割引額が大きくなります。全ての料金プランでの割引をチェックしたい方は以下のボタンからご確認ください。

WiMAXとポケット型Wi-Fi・モバイルルーターの違い

WiMAXと似ているものに、ポケット型Wi-Fiやモバイルルーターがあります。

結論、WiMAXはポケット型Wi-Fi・モバイルルーターサービスの1つです。

詳しく説明すると、モバイルルーター・ポケット型Wi-Fi・ポケットWiFi・WiMAXの4種類に分類できます。

モバイルルーターとポケット型Wi-Fiについては同じものを指し、持ち運びできるWiFi全般を指します。

ポケットWiFiは、ソフトバンクとワイモバイルの登録商標であり、この2社のポケット型Wi-Fiのことを指します。

WiMAXとポケット型Wi-Fi・モバイルルーターの違い
  • モバイルルーター=ポケット型Wi-Fi:持ち運びできるWiFiサービスのこと
  • ポケットWiFi:ソフトバンクやワイモバイルのモバイルルーターのこと(登録商標)
  • WiMAX:WiMAX回線を利用している通信サービスのこと

ここからは、WiMAX以外のモバイルルーターをひと括りにして「ポケット型Wi-Fi」とします。

どちらも持ち運べるWiFiという意味では同じです。

しかし、以下の通り性能面に関してはかなり違いがあります。

WiMAX 他ポケット型Wi-Fi
通信速度・制限
料金
通信の安定性

詳しく見ていきましょう。

通信速度・通信制限の違い

まず、通信速度や通信制限の違いについて解説していきます。主な違いについては以下の通りです。

ポケットWiFi
ソフトバンク
ポケットWiFi
ワイモバイル
カシモWiMAX
端末 Pocket WiFi 5G A101ZT Pocket WiFi 5G A102ZT Speed WiFi 5G X12
端末名 Pocket WiFi 5G A101ZT Pocket WiFi 5G A102ZT Speed WiFi 5G X12
下り
最大速度
2.4Gbps 2.4Gbps 4.2Gbps
データ容量 50GBまで 3日間で10GBまで 無制限
制限時速度 最大128Kbps 最大1Mbps
最大接続人数 16台 30台 16台

ご覧の通り、WiMAXのほうが通信速度が速く通信制限もありません。

例えばソフトバンクのポケットWiFiであれば、月に50GB以上使うと通信制限にかかり、速度がかなり遅くなります。

ポケット型Wi-FiをメインのWiFiとして使用する場合は、WiMAXのほうが断然おすすめだと言えるでしょう。

128Kbpsと1Mbpsって?速度制限ってどれくらい遅い?

ポケット型Wi-Fiは、契約プランに定められたデータ容量を超過すると、スマホと同じように速度制限が適用されます。

ポケット型Wi-Fiによって速度制限時の速度が違います。

今回紹介した、ソフトバンクとワイモバイルの速度制限時の速度は「128Kbps」「1Mbps」でした。

この速度でどの程度の利用ができるか見てみましょう。

用途 128Kbpsでの体験 1Mbpsでの体験
メール 問題なし。添付ファイルの読み込みに時間がかかる。 快適なメール利用が可能。
SNS利用 画像や動画の読み込みには時間がかかる。 動画の読み込みには時間がかかる。
音楽サービス 低品質の音楽ストリーミングは可能。 標準品質の音楽ストリーミングが可能。
動画視聴 ほぼ不可能。 低解像度(480p以下)であれば視聴可能。

このように、速度制限時には利用範囲がかなり制限されることがわかります。

そのため、速度制限を気にすることなく無制限で利用できるWiMAXがおすすめです。

料金の違い

通信速度や制限については、WiMAXのほうが使い勝手が良いことがわかりました。

それでは、料金についてはどうなのでしょうか。それぞれの違いを見ていきましょう。

ポケット型Wi-Fiは「ソフトバンク」と「ワイモバイル」、WiMAXは「カシモWiMAX」の料金プランを例に挙げて比較していきます。

ポケットWiFi
ソフトバンク
ポケットWiFi
ワイモバイル
カシモWiMAX
プラン名 データ通信専用
50GBプラン
Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
+アドバンスオプション
縛りなしプラン
データ容量 50GB 実質無制限 無制限
月額料金 5,280円 4,818円 4,818円
端末代金 28,800円 10,800円 実質0円※1

※1:36回分割購入の場合のみ、分割払いサポート適用で月々の支払いは0円になります。解約時には残債が発生します。

通信速度に引き続き、料金に関してもWiMAXのほうがコスパよく利用できることがわかりました。

ポケット型Wi-Fiが、通信制限付きで月額5,000円以上するのに対して、WiMAXは4,000円台で利用できることがわかります。

ポケット型Wi-FiよりもWiMAXのほうがコスパよく利用できるため、料金の面でもWiMAXがおすすめだと言えるでしょう。

通信の安定性の違い

ここまで来ると、WiMAXに欠点やデメリットはないのか気になりますよね。WiMAX最大のデメリットが、この通信の安定性です。

WiMAXの回線は、ドコモやソフトバンクの回線と比べて障害物に弱い電波が使われています。

そのため、山間部や地下鉄など、障害物が多く電波の届きづらい場所では通信が繋がりづらくなる傾向があります。

後ほど、通信の安定性を含むWiMAXのデメリットについて詳しく解説していくので確認していきましょう。

WiMAXの基本情報

ここまで解説してきたWiMAXが「どれくらいの料金で利用できるか」「自分の住所で利用できるのか」などについて解説していきます。

実際に利用するイメージを深めていきましょう。

WiMAX選びで見るべきポイントは主に以下の通りです。

WiMAX選びのポイント
  • 料金プラン
  • キャンペーン
  • サポート体制
  • 支払い方法
  • 利用期間

WiMAXの利用料金

まずはWiMAXの実質利用料金について解説していきます。

WiMAXの利用料金は、(3年間の月額料金+端末代金- 割引金額)÷契約月数の料金を実質月額料金として計算します。

WiMAXは後ほど詳しく解説する「プロバイダ」ごとに料金やキャンペーン内容が異なります。

プロバイダごとの実質料金の例は以下の通りです。

プロバイダ 実質料金(税込)
カシモWiMAX 4,818円
BIGLOBE WiMAX 4,188円
Broad WiMAX 4,671円
GMOとくとくBB 4,671円

上の表を見ると、およそ5,000円程度で利用できます。

スマホの無制限プランだと、7,000円程度(割引適用前)かかるのでWiMAXがいかに安く利用できるかわかります。

他ポケット型Wi-Fiとの違いについては後ほど解説します。

WiMAXのプロバイダとは?

WiMAXを提供しているのはUQモバイルでおなじみのUQコミュニケーションズです。しかし、世の中には様々なWiMAXのサービスがありますよね。

それは各社がUQコミュニケーションズのWiMAXを代理店として販売しているからです。これらのWiMAXを販売している代理店のことを「プロバイダ」と呼びます。

▼WiMAXのプロバイダ一覧
  • カシモWiMAX
  • Broad WiMAX
  • GMOとくとくBB

サービスの名前は違っても提供している回線は同じなので、端末が同じであれば通信品質は変わりません。変わるのは月額料金やキャンペーン内容です。

そのため、契約する時は月額料金が安いプロバイダを選ぶことをおすすめします。

WiMAXの利用対応エリア

次は、自分の住んでいる場所がWiMAXの対応エリアかどうかを確認してみましょう。

引用:UQ WiMAX

こちらのマップ上で、ピンク・オレンジ・黄色で表示されていない場所はWiMAXの非対応エリアになります。

マップを見ても対応エリアかわからない場合や、本当に利用できるか不安という場合はカシモWiMAXの初期契約解除を利用してみるのも良いでしょう。

WiMAXのデメリットとは?

WiMAXにもデメリットや契約前に注意しておくべき点がいくつかあります。

ここを理解しておかないと、契約後に後悔したり解約の手間が発生したりするので、しっかりと確認しておきましょう。

WiMAXの主なデメリットは以下の通りです。

  • 障害物に弱くて繋がりづらい場所がある
  • 光回線と比べると通信速度が遅い

これらのデメリットについて、解説していきます。

障害物に弱くて繋がりづらい場所がある

WiMAXの電波は、障害物に弱く、山間部や地下などの場所では回線が繋がりづらくなる傾向があります。

それに対して、ドコモやソフトバンクのポケット型Wi-Fiは、「プラチナバンド」と呼ばれる違う電波の周波数帯域を利用しているので、障害物にも強く繋がりやすい傾向があります。

WiMAXでも、「プラスエリアモード」というオプションを付けることによって、同じプラチナバンドを月額1,100円(税込)で利用できます。

ただし、トータルで見ると利用料金が月額5,000円を超えるので少し割高になります。

プラスエリアモードにはデータ容量の制限もあるので、電波が届きづらい場合は光回線など別の通信環境も検討しましょう。

快適に利用できるか気になる場合は、利用したい場所が対応エリア内か確認しましょう。

引用:UQ WiMAX

WiMAXには無料のおためし期間もあるので、住んでいるところや利用シーンに合わせて「電波が届くか気になる」という場合は利用して確かめるのもおすすめです。

WiMAXの電波はなぜ弱いの?

WiMAXの利用する電波が、高周波数帯域を使用しているため障害物に弱くなるためです。

通常、周波数が高いほど、電波は直線的かつ迅速に伝播します。一方、周波数が高いほど、電波が障害物の影響を受けやすくなります。

対して、ドコモやソフトバンクといった主要なキャリアが用いるLTE回線は、700~900MHzといった「プラチナバンド」と称される低周波数帯域の電波を採用しています。

これにより、LTE回線の方が広範囲をカバーしやすく、障害物を容易に通過できます。

一方で、WiMAXは2.5GHzや5GHzといった比較的高い周波数帯域を使用しているため、異なる特性を持っています。

2.5GHzや5GHzってなに?

2.4GHzと5GHzは、無線通信で使用される2つの主要な周波数帯域です。

これらは特にWiFiネットワークで広く利用されており、それぞれ異なる特性と利点を持っています。

先述した通り、電波は以下のような特徴を持っています。

  • ・高周波数帯:(低周波数帯と比較すると)通信速度が速く、障害物に弱い
  • ・低周波数帯:(高周波数帯と比較すると)通信速度が遅く、障害物に強い

低周波数帯の2.4GHz帯域は、より広い範囲をカバーでき壁や障害物を通過する能力が高いです。

しかし、この帯域は多くのWiFiネットワークと共有されているため、混雑した環境では速度が低下することがあります。

対して高周波数帯の5GHz帯域は、2.4GHz帯域に比べて通信速度が速いです。

他の電波の干渉を受けにくいですが、カバー範囲が狭く障害物に弱いという特性があります。

プラスエリアモードとは?

プラスエリアモードとは、月額1,100円(税込)でスタンダードモードよりも繋がりやすくなる有料オプションです。

auのプラチナバンドを利用できるようになり、田舎や障害物の多い山間部などでも比較的繋がりやすくなるメリットがあります。

ただし、プラスエリアモードの場合は月に利用できるデータ容量が30GBに制限されます。

料金も割高になるため、WiMAXのプラスエリアモードをメイン回線として利用するのはおすすめできません。

電波が届きづらい場所に住んでいる方は、光回線など別の回線を検討しましょう。

光回線と比べると通信速度が遅い

通信回線の速度の指標は「下り速度」「上り速度」の2つです。

「下り速度」はWebサイトの閲覧やファイルダウンロード時、「上り速度」はメール送信時やファイルアップロード時の速度です。

主要な光回線とWiMAXの通信速度をまとめた結果が以下の通りです。

サービス名 下り速度 上り速度
auひかり 469.15Mbps 443.5Mbps
ソフトバンク光 328.47Mbps 260.57Mbps
フレッツ光 272.35Mbps 223.07Mbps
UQ WiMAX(※1) 164.96Mbps 23.09Mbps
カシモWiMAX(※1) 164.96Mbps 23.09Mbps

参照:みんなのネット回線速度

光回線と比較すると、オンラインゲームやWeb会議を頻繁に行う場合は、光回線の方が通信が安定していると言えるでしょう。

ただし一般的な目安の速度は、下り30Mbps・上り10Mbps以上あれば快適に利用できると言われているので、WiMAXが使いづらいということはありません。

ZOOMやオンラインゲームをする場合でも、35Mbps程度出ていれば問題なく利用できます。

光回線のほうがより快適に利用できるものの、WiMAXでも十分用途にあった利用ができるでしょう。

WiMAXとは?特徴やデメリットまとめ

WiMAXとは一般的に、WiMAX回線を利用した通信サービスを指します。データ容量無制限で利用でき、工事不要で即座にWiFi環境を整備できる点がメリットです。

ポケット型Wi-Fiやモバイルルーターと混同されがちですが、主な違いは、通信速度、料金、通信の安定性です。WiMAXは高速で無制限のデータ利用が可能ですが、障害物に弱いというデメリットがあります。

WiMAXの利用料金はプロバイダによって異なり、概ね月額4,000円前後で利用できます。さらに、スマホとセットで利用することでセット割を利用でき、通信費全体を抑えられる点も魅力でしょう。

光回線と比較すると通信速度が遅いものの、一般的なインターネット利用には十分な速度で利用できます。

ただし、障害物に弱く繋がりにくい場所があるため、利用する地域の対応エリアや建物内での受信状況を事前に確認することが重要です。

契約前に8日間の無料試用期間があるため、不安な方は事前に試してみることがおすすめです。